CVE-2020-2551 の詳細
CVEの情報
説明:
Vulnerability in the Oracle WebLogic Server product of Oracle Fusion Middleware (component: WLS Core Components). Supported versions that are affected are 10.3.6.0.0, 12.1.3.0.0, 12.2.1.3.0 and 12.2.1.4.0. Easily exploitable vulnerability allows unauthenticated attacker with network access via IIOP to compromise Oracle WebLogic Server. Successful attacks of this vulnerability can result in takeover of Oracle WebLogic Server. CVSS 3.0 Base Score 9.8 (Confidentiality, Integrity and Availability impacts). CVSS Vector: (CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H).
CVE更新日: 2020-01-15 17:15:17.190000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 9.8
KEVの情報
KEV更新日: 2023-11-16
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.928170000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2020-2551に関する調査結果を以下に解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2020-2551は、Oracle WebLogic ServerのWLSコアコンポーネントに存在する、認証されていないリモートコード実行(RCE)の重大な脆弱性です。この脆弱性は、Internet Inter-ORB Protocol (IIOP) の処理方法に起因しており、具体的には、受信するIIOPプロトコルリクエストの不適切な処理と、オブジェクトの安全でない逆シリアル化(デシリアライゼーション)が原因です。これにより、認証されていない攻撃者がネットワーク経由で特別に細工されたIIOPリクエストを送信し、悪意のあるペイロードを注入してWebLogic Serverインスタンス上で任意のコードを実行することが可能になります。この脆弱性は、ユーザーの操作や認証を必要とせず、容易に悪用できるため、インターネットに公開されているWebLogicデプロイメントにとって特に危険です。
1.1 影響
この脆弱性が悪用された場合、攻撃者はOracle WebLogic Serverを完全に掌握することができます。これにより、機密性、完全性、可用性のすべてにおいて重大な影響が生じる可能性があります。CISA (米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁) の既知の悪用されている脆弱性 (KEV) カタログに掲載されており、実際に活発な悪用が確認されています。
1.2 深刻度
CVSSv3.0/3.1の基本スコアは9.8であり、「緊急(Critical)」と評価されています。 CVSS Vector: (CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)。
2. 対象となる環境
Oracle Fusion MiddlewareのコンポーネントであるOracle WebLogic Server製品のWLSコアコンポーネントがこの脆弱性の影響を受けます。
2.1 影響を受けるOSバージョン
特定のOSバージョンに関する記載はありません。この脆弱性はOracle WebLogic Serverのバージョンに依存します。
2.2 影響を受ける設定
以下のOracle WebLogic Serverのバージョンが影響を受けます。 * Oracle WebLogic Server 10.3.6.0.0 * Oracle WebLogic Server 12.1.3.0.0 * Oracle WebLogic Server 12.2.1.3.0 * Oracle WebLogic Server 12.2.1.4.0
また、WebLogic ServerでIIOPプロトコルがデフォルトで有効になっている環境が影響を受けます。
3. 影響を受けた時の兆候
影響を受けた際の兆候としては、以下のようなものが挙げられます。 * WebLogic ServerのJVMプロセスによって、予期しない子プロセスが生成される。 * 異常なIIOPトラフィックパターン、特に不正または通常より大きなIIOPリクエストが検出される。 * 正規にデプロイされていないWebLogicデプロイメントディレクトリ内に新しいファイルや変更されたファイルが見つかる。 * WebLogicサーバーのログに、オブジェクトのインスタンス化に関連するJava例外を含む、デシリアライゼーション悪用の証拠が記録される。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Oracleが提供する最新のセキュリティパッチを適用することが最も推奨される対策です。具体的には、2020年1月にリリースされたOracle Critical Patch Update (CPU) がこの脆弱性に対する修正を含んでいます。
4.2 暫定回避策(緩和策)
5. 他に解説すべき観点
この脆弱性は、JtaTransactionManagerクラスの誤ったフィルタリングを悪用したJNDIインジェクションを通じて発生します。根本的には、RMI over IIOP (RMI-IIOP) の実装におけるオブジェクトのデシリアライゼーション処理に不備があったことが原因です。
参照したサイト