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CVE-2020-17087 の詳細

CVEの情報

説明:
Windows Kernel Local Elevation of Privilege Vulnerability

CVE更新日: 2020-11-11 07:15:18.997000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2021-11-03

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.054310000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2020-17087について、以下の観点から解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2020-17087は、Microsoft Windowsカーネルに存在する特権昇格の脆弱性です。 具体的には、Windows Kernel Cryptography Driver (cng.sys) 内のプールバッファオーバーフローに起因します。

この脆弱性は、cng!CfgAdtpFormatPropertyBlock関数におけるIOCTL 0x390400の処理中に、16ビット整数が不適切に切り詰められることで発生します。攻撃者が制御可能な整数が6倍され、その結果がUSHORT型の変数に格納されます。入力バッファの長さが0x2AAB以上の場合、割り当てられるバッファが小さすぎることになり、バッファオーバーフローが引き起こされます。

Google Project Zeroによって2020年10月30日に公開され、2020年11月10日にパッチがリリースされました。 本脆弱性は、実環境でゼロデイ脆弱性として悪用されたことが確認されており、特にChromeのサンドボックスからの脱出と特権昇格を目的として、CVE-2020-15999(Chromeの脆弱性)と組み合わせて使用されました。

1.1 影響

ローカルでの特権昇格(LPE)を可能にします。 攻撃者は、この脆弱性を利用してChromeサンドボックスから脱出し、システム権限でコードを実行することが可能となります。 バッファオーバーフローによる境界外書き込みにより、任意のコード実行やサービス拒否(ブルースクリーンオブデス - BSOD)を引き起こす可能性があります。

1.2 深刻度

  • CVSS v3.1基本スコア: 7.8 (High)
  • CVSS v3.1ベクトル: AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
    • AV:L (攻撃元区分: ローカル)
    • AC:L (攻撃条件の複雑さ: 低)
    • PR:L (必要な特権レベル: 低)
    • UI:N (ユーザ関与レベル: 不要)
    • S:U (スコープ: 変更なし)
    • C:H (機密性への影響: 高)
    • I:H (完全性への影響: 高)
    • A:H (可用性への影響: 高)
  • CISAの既知の悪用された脆弱性(KEV)カタログに登録されており、実際に悪用された証拠があることを示しています。 CISAは、KEVへの登録をCVSSスコア単独よりも強力な優先順位付けのシグナルと見なしています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

  • Microsoft Windows
  • Windows 10 バージョン2004およびそれ以前のバージョン。
  • Windows 7からWindows 10までのすべてのバージョンに影響があると考えられています。

2.2 影響を受ける設定

脆弱性は、Windowsカーネルの暗号化ドライバーの一部であるcng.sysドライバーに存在します。 IOCTL 0x390400の処理に問題があります。 OSに脆弱なドライバーが存在する以外に、脆弱性が存在する特定の構成可能な「設定」は言及されていません。

3. 影響を受けた時の兆候

  • システムAPIを介さずにcng.sysドライバーと直接対話する挙動は通常と異なり、積極的な悪用の兆候である可能性があります。
  • 悪用された場合、特権昇格や、場合によっては任意のコード実行につながる可能性があります。
  • バッファオーバーフローによる境界外書き込みは、システム不安定性やクラッシュを引き起こし、ブルースクリーンオブデス(BSOD)が発生する可能性があります。
  • 他の脆弱性(例えばブラウザのリモートコード実行)と組み合わせられた場合、攻撃者はシステム権限を獲得する可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • ベンダー(Microsoft)の指示に従ってアップデートを適用してください。
  • Microsoftは、2020年11月10日の月例パッチの一部として、本脆弱性に対する修正プログラムをリリースしました。
  • Windows 10 2004の場合、最初のパッチ適用済みバージョンはKB4586781です。
  • これらの更新プログラムを適用済みのユーザーは、より安全です。

4.2 暫定回避策(緩和策)

公式パッチの適用以外に、明確な暫定回避策は検索結果からは確認できません。カーネルの脆弱性であるため、一時的な回避策はシステムに大きな影響を与えることなく実装するのが難しい場合があります。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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