CVE-2020-1464 の詳細
CVEの情報
説明:
A spoofing vulnerability exists when Windows incorrectly validates file signatures. An attacker who successfully exploited this vulnerability could bypass security features and load improperly signed files.
In an attack scenario, an attacker could bypass security features intended to prevent improperly signed files from being loaded.
The update addresses the vulnerability by correcting how Windows validates file signatures.
CVE更新日: 2020-08-17 19:15:14.867000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.389460000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2020-1464について、ご質問いただいた観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2020-1464は、Windowsがファイル署名を誤って検証する際に存在するなりすまし (Spoofing) の脆弱性です。この脆弱性を悪用されると、攻撃者はセキュリティ機能をバイパスし、不適切に署名されたファイルをロードすることができます。攻撃シナリオでは、不適切に署名されたファイルがロードされるのを防ぐためのセキュリティ機能を回避される可能性があります。
1.1 影響
攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、システムセキュリティを損なう可能性があります。具体的には、正規のデジタル署名を持つファイルに悪意のあるコンテンツを追加し、そのファイルが正しく署名されているとWindowsに誤認させることで、セキュリティソフトウェアを回避して悪意のあるJava実行可能ファイルなどを実行させることが可能になります。これにより、機密性、完全性、可用性のいずれにも高い影響を及ぼす可能性があります。
1.2 深刻度
CVE-2020-1464は、CVSSv3スコアで7.8と評価されており、深刻度は「高 (High)」です。この脆弱性は、CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) の「既知の悪用された脆弱性カタログ (Known Exploited Vulnerabilities Catalog)」に2021年11月3日から登録されており、実環境で悪用が確認されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
この脆弱性は、Microsoft Windowsに影響を与えます。具体的に、NVDの情報ではWindows Server 2008 R2 SP1 (x64) が影響を受けるCPEとして挙げられています。
Microsoftは2020年8月の月例パッチでこの脆弱性を修正しており、Windowsのファイル署名検証方法を修正することで対応しています。
2.2 影響を受ける設定
Windowsがファイル署名を誤って検証する点に脆弱性があるため、特定の「設定」というよりも、Windowsのファイル署名検証メカニズム全般が影響を受けます。特に、セキュリティソリューションがデジタル署名を利用して未知のファイルの実行を許可するかどうかを判断している場合に、この脆弱性が悪用される可能性があります。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性は、攻撃者がセキュリティ機能をバイパスして不適切に署名されたファイルをロードすることを可能にするため、直接的な「兆候」としてユーザーが認識できるものは少ない可能性があります。しかし、以下の状況が考えられます。
4. 推奨対策
4.1 本対策
CVE-2020-1464の最も重要な対策は、Microsoftから提供されている修正プログラムを適用することです。Microsoftは、Windowsがファイル署名を検証する方法を修正することでこの脆弱性に対処しています。
4.2 暫定回避策(緩和策)
この脆弱性に対する一時的な回避策については、明確な情報は見つかりませんでした。根本的な解決策は、修正プログラムの適用です。
しかし、一般的にコード署名検証に依存するセキュリティソリューションを利用している場合は、署名検証以外の多層的なセキュリティ対策を講じることが重要です。
他に解説すべき観点
参照したサイト