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CVE-2020-1054 の詳細

CVEの情報

説明:
An elevation of privilege vulnerability exists in Windows when the Windows kernel-mode driver fails to properly handle objects in memory, aka 'Win32k Elevation of Privilege Vulnerability'. This CVE ID is unique from CVE-2020-1143.

CVE更新日: 2020-05-21 23:15:12.070000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2021-11-03

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.541580000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2020-1054について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

Windowsカーネルモードドライバーがメモリ内のオブジェクトを適切に処理しない場合に存在する、特権昇格の脆弱性です。具体的には、win32kfull.sysのDrawIconEx関数における境界外書き込み(Out-of-Bound Write)の脆弱性として報告されました。

1.1 影響 ローカル攻撃者がこの脆弱性を悪用すると、カーネルモードで任意のコードを実行できる可能性があります。これにより、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成が可能になります。 攻撃者はまずシステムにログオンし、その後、脆弱性を悪用する特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。

1.2 深刻度 * CVSSv3.1 基本評価基準: * NISTによるスコア: 7.8 (HIGH) * Microsoft (CNA)によるスコア: 7.0 (HIGH) * Vector (NIST): CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H * 攻撃元区分 (AV): ローカル (L) * 攻撃条件の複雑さ (AC): 低 (L) * 必要な特権レベル (PR): 低 (L) * ユーザー関与 (UI): 不要 (N) * スコープ (S): 変更なし (U) * 機密性への影響 (C): 高 (H) * 完全性への影響 (I): 高 (H) * 可用性への影響 (A): 高 (H)

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン 以下のMicrosoft WindowsおよびWindows Serverのバージョンが影響を受けます。 * Windows 10 (32-bit および x64-based Systems) * Windows 10 Version 1607 (32-bit および x64-based Systems) * Windows 10 Version 1709 (32-bit, x64 および ARM64-based Systems) * Windows 10 Version 1803 (32-bit, x64 および ARM64-based Systems) * Windows 10 Version 1809 (32-bit, x64 および ARM64-based Systems) * Windows 10 Version 1903 (32-bit, x64 および ARM64-based Systems) * Windows 10 Version 1909 (32-bit, x64 および ARM64-based Systems) * Windows 7 (32-bit Service Pack 1 および x64-based Systems) * Windows 8.1 (32-bit および x64-based Systems) * Windows RT 8.1 * Windows Server 2008 (32-bit Systems Service Pack 2) * Windows Server 2008 (32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core installation)) * Windows Server 2008 (Itanium-Based および x64-based Systems Service Pack 2) * Windows Server 2008 (x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core installation)) * Windows Server 2008 R2 (Itanium-Based および x64-based Systems Service Pack 1) * Windows Server 2008 R2 (x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core installation))

2.2 影響を受ける設定 この脆弱性はWindowsカーネルモードドライバー、特にwin32kfull.sys内のDrawIconEx関数に存在するため、特定のユーザー設定が影響を受けるわけではありません。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性は特権昇格を目的とするため、直接的なシステムのクラッシュ(例:分析中のPoC実行によるブルースクリーン) 以外の目に見える兆候は少ない可能性があります。攻撃が成功した場合の一般的な兆候としては、以下が考えられますが、CVE-2020-1054に特化した兆候は明確に記述されていません。 * 身に覚えのないプログラムがインストールされている * 不正なアカウントが作成されている * 不審なデータアクセスや変更 * システムの予期せぬ動作や不安定化

4. 推奨対策

4.1 本対策 Microsoftが2020年5月に公開したセキュリティ更新プログラムを適用してください。この更新プログラムは、Windowsカーネルモードドライバーがメモリ内のオブジェクトを処理する方法を修正することで、脆弱性に対処します。

4.2 暫定回避策(緩和策) この脆弱性の悪用には、攻撃者がまずシステムにログオンし、その後、特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。 このため、信頼できないユーザーによるローカルログオンアクセスを制限し、任意のアプリケーションの実行を厳しく管理することで、攻撃のリスクを間接的に低減できる可能性があります。 Qualys Threat Research Labは、QID# 91636による保護を提供しています。 その他、脆弱性自体に対する具体的な暫定回避策は、参照情報からは明確ではありません。

他に解説すべき観点

  • PoCの存在と悪用状況: この脆弱性には、公開された概念実証コード(PoC)が存在します。 また、CISAのKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログに掲載されており、実際に野外で悪用された事例があることが示されています。 これは、この脆弱性のリスクが高いことを意味します。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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