CVE-2020-0986 の詳細
CVEの情報
説明:
An elevation of privilege vulnerability exists when the Windows kernel fails to properly handle objects in memory, aka 'Windows Kernel Elevation of Privilege Vulnerability'. This CVE ID is unique from CVE-2020-1237, CVE-2020-1246, CVE-2020-1262, CVE-2020-1264, CVE-2020-1266, CVE-2020-1269, CVE-2020-1273, CVE-2020-1274, CVE-2020-1275, CVE-2020-1276, CVE-2020-1307, CVE-2020-1316.
CVE更新日: 2020-06-09 20:15:12.177000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.164050000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2020-0986に関する調査結果を以下にまとめます。
1. 脆弱性の概要
CVE-2020-0986は、Microsoft Windowsカーネルの特権昇格の脆弱性です。攻撃者がローカルで不正なコードを実行し、カーネルモードで任意のコードを実行できる可能性があります。この脆弱性は、すでに実際の攻撃で悪用されたことが確認されています。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、攻撃者はターゲットシステム上で特権を昇格させ、カーネルモードで任意のコードを実行できるようになります。これにより、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成などが可能になります。
1.2 深刻度
CVSSv3.1のスコアは7.8(High)と評価されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
以下のMicrosoft Windowsバージョンが影響を受けます。
2.2 影響を受ける設定
本脆弱性はWindowsカーネルのコンポーネントに存在するため、特定の「設定」が影響を受けるというよりも、上記OSバージョンが影響を受けます。影響を受ける特定のアプリケーションや設定に関する詳細は公開されていません。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性は特権昇格に関するものであり、特定の「兆候」が直接観測されることは稀です。通常、この脆弱性が悪用された場合、システム上での不審なアクティビティ(権限のないプロセスの実行、設定の変更、新しいユーザーアカウントの作成など)として間接的に現れる可能性があります。しかし、このCVEに特化した具体的な兆候に関する情報は公開されていません。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Microsoftから提供されるセキュリティ更新プログラムを適用することが、最も重要な対策です。
なお、Microsoftが2020年6月にリリースした初期のパッチは不完全であり、攻撃者は異なる方法でこの脆弱性のバリアント(CVE-2020-17008)を悪用できることが判明しています。そのため、常に最新のセキュリティ更新プログラムを適用し、システムが完全にパッチ適用されていることを確認することが重要です。
4.2 暫定回避策(緩和策)
このカーネル特権昇格の脆弱性に対する具体的な暫定回避策は、検索結果には明示されていません。特権昇格型の脆弱性は、パッチ適用が最も効果的な対策となることがほとんどです。
5. 他に解説すべき観点
参照サイト