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CVE-2020-0674 の詳細

CVEの情報

説明:
A remote code execution vulnerability exists in the way that the scripting engine handles objects in memory in Internet Explorer, aka 'Scripting Engine Memory Corruption Vulnerability'. This CVE ID is unique from CVE-2020-0673, CVE-2020-0710, CVE-2020-0711, CVE-2020-0712, CVE-2020-0713, CVE-2020-0767.

CVE更新日: 2020-02-11 22:15:14.883000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.5

KEVの情報

KEV更新日: 2021-11-03

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.868630000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2020-0674について、以下の観点で解説します。


1. 脆弱性の概要

1.1 影響 Microsoft Internet Explorerのスクリプトエンジンにおけるリモートコード実行の脆弱性です。この脆弱性が悪用されると、攻撃者は現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる可能性があります。これにより、プログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成などが可能になります。攻撃は、細工された悪意のあるウェブサイト、HTML形式の電子メール、またはMicrosoft Office文書などをユーザーが閲覧することで発生する可能性があります。

1.2 深刻度 この脆弱性の深刻度は「高」または「重大」と評価されており、CVSSスコアは7.5です。 Microsoftは、この脆弱性が限定的な標的型攻撃で既に悪用されていることを確認しています(ゼロデイ攻撃)。 CISAの既知の悪用された脆弱性(KEV)カタログにも2021年11月3日に追加されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン Microsoft Internet Explorer 9、10、および11が影響を受けます。 具体的には、以下のOSバージョンが影響を受けます。

  • Windows 7
  • Windows 8.1 / RT 8.1
  • Windows 10 (全てのバージョン) (Windows 10 1903/1909においてはKB4528760以前のバージョンが影響)
  • Windows Server 2008
  • Windows Server 2012 / R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019

32ビットおよび64ビットの両方のOSが攻撃対象となります。

2.2 影響を受ける設定 この脆弱性は、Internet ExplorerのJScriptスクリプトエンジン(jscript.dll)におけるメモリ破損に起因します。 Internet Explorer 9、10、11はデフォルトでjscript9.dllを使用しますが、古いバージョンのJScriptをサポートするためにjscript.dllも提供されており、これが使用される場合に脆弱性の影響を受けます。

サーバーOSでは、Internet Explorerが「セキュリティ強化の構成」の制限モードで実行される場合、緩和策として機能します。

3. 影響を受けた時の兆候

具体的なシステムログやファイル変更などの「兆候」は検索結果から明確には特定できませんでした。ただし、この脆弱性を悪用した攻撃の検出方法として、以下のようなスクリプトの利用を監視することが挙げられています。

  • ローカルイントラネット外でJScriptをJavaScriptエンジンとして使用しようとするスクリプト
  • Enumeratorオブジェクトを使用するスクリプト (Microsoft固有であり、UAF悪用で知られる)
  • CollectGarbageをトリガーしようとするスクリプト

リモートコード実行が成功した場合、通常は予期しないプログラムのインストール、データの改ざん、システムの異常な動作などが考えられますが、CVE-2020-0674に特化した具体的な兆候は不明です。

4. 推奨対策

4.1 本対策 Microsoftが2020年2月11日(米国時間)/ 2020年2月12日(日本時間)に公開した月例セキュリティ更新プログラムを速やかに適用してください。 これらの更新プログラムには、スクリプトエンジンのメモリ破損を修正するパッチが含まれています。

4.2 暫定回避策(緩和策) セキュリティ更新プログラムの適用がすぐにできない場合、以下の回避策を検討してください。

  • jscript.dllへのアクセス制限: jscript.dllへのアクセス権限を制限することで、脆弱性の悪用を防ぐことができます。ただし、この設定変更により、古いバージョンのJScriptを使用するウェブサイトや文書ファイルの閲覧に影響が出る可能性があるため、適用前には影響範囲を十分に考慮する必要があります。
    • 32ビットシステムの場合、管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。 takeown /f %windir%\system32\jscript.dll cacls %windir%\system32\jscript.dll /E /P everyone:N
    • 64ビットシステムの場合、管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。 takeown /f %windir%\syswow64\jscript.dll cacls %windir%\syswow64\jscript.dll /E /P everyone:N takeown /f %windir%\system32\jscript.dll cacls %windir%\system32\jscript.dll /E /P everyone:N
    • 注意点として、セキュリティ更新プログラムを適用する前に、この回避策として適用した設定を元に戻す必要があるとされています。
  • 別のWebブラウザの使用: Internet Explorer以外のWebブラウザを使用することを検討してください。
  • 不審なサイトへの接続やファイルの実行の回避: 対策が完了するまでは、不審なウェブサイトへの接続や信頼できないファイルの実行を控えるようにしてください。

他に解説すべき観点

  • 脆弱性の種類: 本脆弱性は、JScriptスクリプトエンジン(jscript.dll)におけるUse-After-Free(解放済みメモリ使用)のメモリ破損の脆弱性です。CWE-416(Use After Free)に分類されます。 以前のCVE-2019-1367とほぼ同じ脆弱性の変種とされています。
  • 発見者: Qihoo 360 ATAのYi Huang氏とKang Yang氏、およびGoogleのThreat Analysis GroupのClément Lecigne氏によって発見されました。
  • 悪用の確認: Microsoftは、本脆弱性が限定的な標的型攻撃で既に悪用されていることを確認しています。 JPCERT/CCも国内で本脆弱性を悪用したとみられる攻撃を確認しています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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