CVE-2020-0041 の詳細
CVEの情報
説明:
In binder_transaction of binder.c, there is a possible out of bounds write due to an incorrect bounds check. This could lead to local escalation of privilege with no additional execution privileges needed. User interaction is not needed for exploitation.Product: AndroidVersions: Android kernelAndroid ID: A-145988638References: Upstream kernel
CVE更新日: 2020-03-10 20:15:21.383000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.031450000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2020-0041について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2020-0041は、AndroidカーネルのBinderドライバーにおける境界外書き込み(Out-of-Bounds Write)の脆弱性です。具体的には、
binder.c内のbinder_transaction関数において、不適切な境界チェックが原因でバッファの境界が正しく検証されないことに起因します。 この不備により、攻撃者は境界外書き込みを引き起こし、隣接するカーネルメモリを破損させる可能性があります。 この脆弱性は、2019年2月に行われたコードのリファクタリング(コミットbde4a19)によって導入されました。 2019年12月にGoogleに報告され、2020年3月のAndroidセキュリティ速報で修正されました。1.1 影響
binder_nodeオブジェクトの解放後使用(Use-After-Free: UAF)を引き起こす可能性があります。1.2 深刻度
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
msm-coral-4.14-android10msm-bonito-4.9-android102.2 影響を受ける設定
不明。カーネルの脆弱性であり、特定のユーザー設定に依存するものではありません。
3. 影響を受けた時の兆候
不明。カーネルのローカル権限昇格脆弱性であるため、エンドユーザーが直接認識できるような明確な兆候はほとんどありません。
4. 推奨対策
4.1 本対策
binder_transaction関数におけるnum_validの不正確な計算を修正するコミット16981742です。linuxパッケージの以下のバージョンで修正されています:5.10.223-1(bullseye),5.10.262-1(bullseye security),6.1.176-1(bookworm),6.1.180-1(bookworm security),6.12.94-1(trixie),6.12.107-1(trixie security),7.1.8-2(forky),7.1.12-1(sid)。4.2 暫定回避策(緩和策)
その他解説すべき観点
参照したサイト