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CVE-2019-8605 の詳細

CVEの情報

説明:
A use after free issue was addressed with improved memory management. This issue is fixed in iOS 12.3, macOS Mojave 10.14.5, tvOS 12.3, watchOS 5.2.1. A malicious application may be able to execute arbitrary code with system privileges.

CVE更新日: 2019-12-18 18:15:28.833000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-06-27

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.176090000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2019-8605について、以下の観点から解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2019-8605は、Apple製品のカーネルコンポーネントにおけるUse-After-Free(解放後使用)の脆弱性です。これは、解放されたメモリ領域がその後も使用されることで、悪意のあるアプリケーションがシステム権限で任意のコードを実行できる可能性がある問題です。この脆弱性はGoogle Project ZeroのNed Williamson氏によって発見されました。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、悪意のあるアプリケーションがシステム権限で任意のコードを実行する可能性があります。 これにより、デバイスのジェイルブレイク(脱獄)を可能にし、未認証のソフトウェアをインストールおよび実行できるようになる危険性があります。 また、CISA(米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁)の既知の悪用されている脆弱性カタログ(Known Exploited Vulnerabilities Catalog)に掲載されており、実際に悪用された事例が確認されています。

1.2 深刻度

NVD(National Vulnerability Database)におけるCVSS v3.xの基本スコアは報告されていませんが、CVE Program Containerでは「High(高)」と評価されています。 これは、既知の悪用が確認されているため、優先して対応すべき脆弱性であることを示唆しています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性の影響を受けるApple製品およびバージョンは以下の通りです。

  • iOS: iOS 12.3より前のバージョン
  • macOS: macOS Mojave 10.14.5より前のバージョン
  • tvOS: tvOS 12.3より前のバージョン
  • watchOS: watchOS 5.2.1より前のバージョン

なお、この脆弱性は2019年5月に一度修正されたパッチが、同年6月にリリースされたアップデートで誤って元に戻されていたため、再び露出しました。 そのため、2019年6月以降のセキュリティアップデートが適用されたデバイスも影響を受ける可能性がありました。

2.2 影響を受ける設定

特定の「影響を受ける設定」については、公開情報には明記されていません。本脆弱性はカーネルコンポーネントのメモリ管理の問題に起因するため、OSのバージョンに依存し、特定のユーザー設定によって影響が変わるものではないと考えられます。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性が悪用された際の具体的な兆候については、公開情報では詳細に述べられていません。しかし、システム権限での任意のコード実行が可能になるため、以下のような状況が発生する可能性があります。

  • 身に覚えのないアプリケーションのインストールや実行
  • システムの予期せぬ挙動やクラッシュ
  • データへの不正アクセスや改ざん
  • ジェイルブレイクされた状態を示す通知や挙動

特に、Google Project ZeroのNed Williamson氏が「SockPuppet」や「SockPuppet2」というエクスプロイトを公開し、さらに「SockPuppet 3.0」が別の研究者によってリリースされたこと、およびPwn20wndというハッカーが公開ジェイルブレイクをリリースしたことが報告されています。 これらの活動により、App Storeからダウンロードしたアプリケーションにジェイルブレイクのコピーが含まれている可能性も警告されています。

4. 推奨対策

4.1 本対策

Appleは、この脆弱性に対処するために以下のセキュリティアップデートをリリースしています。影響を受けるデバイスは、速やかに最新のバージョンにアップデートすることが推奨されます。

  • iOS: iOS 12.3以降にアップデート
  • macOS: macOS Mojave 10.14.5以降にアップデート
  • tvOS: tvOS 12.3以降にアップデート
  • watchOS: watchOS 5.2.1以降にアップデート

これらのアップデートでは、メモリ管理の改善によってUse-After-Freeの問題が解決されています。

4.2 暫定回避策(緩和策)

公開情報には、CVE-2019-8605に特化した具体的な暫定回避策や緩和策は明記されていません。ただし、一般的に以下の対策が有効と考えられます。

  • 信頼できないアプリケーションのインストールを避ける: 悪意のあるアプリケーションがシステム権限でのコード実行を試みる可能性があるため、App Store以外からのアプリケーションや、信頼できない開発元のアプリケーションのインストールは避けるべきです。
  • 不審な挙動の監視: システムの異常な挙動やパフォーマンス低下、電池の異常な消費などに注意し、不審な点があれば専門家に相談することを検討してください。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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