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CVE-2019-1132 の詳細

CVEの情報

説明:
An elevation of privilege vulnerability exists in Windows when the Win32k component fails to properly handle objects in memory, aka 'Win32k Elevation of Privilege Vulnerability'.

CVE更新日: 2019-07-15 19:15:21.107000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-03-15

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.098670000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2019-1132に関する脆弱性調査結果を以下に解説します。


CVE-2019-1132: Win32k 権限昇格の脆弱性

1. 脆弱性の概要

WindowsのWin32kコンポーネントがメモリ内のオブジェクトを適切に処理できない場合に、権限昇格の脆弱性が存在します。これは「Win32k 権限昇格の脆弱性」として知られています。

具体的には、win32k.sysコンポーネントにおけるNULLポインタ逆参照に起因するローカル権限昇格(LPE)の脆弱性です。

この脆弱性は、2019年6月にゼロデイエクスプロイトとして確認され、東ヨーロッパを標的とした攻撃で悪用されました。 攻撃者は、この脆弱性を悪用するために、まずシステムにログオンしている必要があります。 エクスプロイトは、ポップアップメニューオブジェクトを悪用して、カーネルモードでのコード実行を可能にします。

1.1 影響
  • 権限の昇格が可能になります。
  • この脆弱性単独では任意のコード実行はできませんが、他の脆弱性と組み合わせることで、昇格された権限で任意のコードを実行される可能性があります。
1.2 深刻度
  • CVSS 3.1基本評価: 7.8 (High)
  • CVSS 3.1ベクトル: (CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H)
  • CISA(米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁)の既知の悪用されている脆弱性カタログ(Known Exploited Vulnerabilities Catalog)に登録されており、実際に悪用された実績があることを示しています。

2. 対象となる環境

  • 製品: Microsoft Windows
  • コンポーネント: Win32kコンポーネント、特にwin32k.sys
2.1 影響を受けるOSバージョン
  • Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
  • Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
  • Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2
  • Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems Service Pack 2
  • Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2
  • Windows Server 2008 R2 for Itanium-Based Systems Service Pack 1
  • Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Core installationを含む)

補足: Windows 8以降では、ユーザープロセスがNULLページをマップすることを許可しないため、このタイプのエクスプロイトは機能しません。この緩和策はWindows 7のx64ベースシステムにもバックポートされています。そのため、エクスプロイトは主に古いバージョンのWindowsに対して有効です。

2.2 影響を受ける設定

特定のユーザー設定によって脆弱性が誘発される、または防止されるという情報はありません。本脆弱性は、影響を受けるOSバージョンに存在するwin32k.sysコンポーネントのソフトウェア実装上の欠陥に起因します。エクスプロイトは、特定のシステムコールやポップアップメニューオブジェクトの操作を伴います。

3. 影響を受けた時の兆候

本脆弱性による直接的なシステムへの目に見える兆候については、明確な情報は提供されていません。これは権限昇格の脆弱性であるため、通常、システムの動作に直接的な異常を引き起こすものではなく、攻撃者がすでにシステムにアクセスしている場合に、その権限を昇格させるために利用されます。

4. 推奨対策

4.1 本対策
  • ベンダーの指示に従って更新プログラムを適用してください。
  • 具体的には、2019年6月のMicrosoftのパッチを適用することで、この脆弱性は修正されます。
  • Win32kのバージョンを確認し、ベンダーのアドバイザリに基づいて修正プログラムを適用してください。
4.2 暫定回避策(緩和策)
  • Windows 8以降のOSでは、ユーザープロセスによるNULLページのマッピングが許可されないため、この脆弱性の悪用が緩和されています。この緩和策はWindows 7のx64ベースシステムにもバックポートされています。
  • Windows 7の32-bitシステムの場合、ESETは、2020年1月14日にWindows 7 Service Pack 1の延長サポートが終了したため、新しいオペレーティングシステムへの更新を推奨しています。これにより、CVE-2019-1132のような脆弱性に対する重要なセキュリティ更新プログラムが提供されなくなります。
  • パッチ適用以外に、本脆弱性に対する具体的な一時的な回避策や緩和策は明確に文書化されていません。

他に解説すべき観点

  • CISA KEVカタログ登録: 本脆弱性はCISAの「既知の悪用されている脆弱性カタログ」に登録されており、その緊急性が非常に高いことを示しています。
  • 標的型攻撃での悪用: 東ヨーロッパの政府機関を標的とした攻撃で、Buhtrapという脅威アクターによって悪用されたことが報告されています。
  • 前提条件: 脆弱性を悪用するためには、攻撃者はすでに低権限でシステムにログオンしている必要があります。

参照したサイト:

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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