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CVE-2019-1069 の詳細

CVEの情報

説明:
An elevation of privilege vulnerability exists in the way the Task Scheduler Service validates certain file operations. An attacker who successfully exploited the vulnerability could gain elevated privileges on a victim system. To exploit the vulnerability, an attacker would require unprivileged code execution on a victim system. The security update addresses the vulnerability by correctly validating file operations.

CVE更新日: 2019-06-12 14:29:04.337000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-03-15

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.061170000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2019-1069に関する調査結果を以下に解説します。

1. 脆弱性の概要

Windowsのタスクスケジューラサービスにおける権限昇格の脆弱性です。タスクスケジューラサービスが特定のファイル操作を検証する方法に不備が存在します。この脆弱性を悪用するには、攻撃者は対象システム上で非特権のコード実行権限を持っている必要があります。

1.1 影響

この脆弱性が悪用された場合、攻撃者はシステム上で管理者レベルの特権を獲得する可能性があります。 具体的には、以下の影響が考えられます。 * 特権昇格: 標準ユーザーから管理者(SYSTEMアカウント)への特権昇格が可能になります。 * 完全なシステム侵害: 管理者権限を獲得することで、攻撃者は任意のコードを実行したり、マルウェアをインストールしたり、機密情報を盗んだり、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントを作成したりすることができます。 * ネットワーク内での横移動: 侵害されたシステムを足がかりとして、ネットワーク内で横移動し、追加のシステムにアクセスして攻撃範囲を拡大する可能性があります。

1.2 深刻度

  • CVSS v3.1 スコア: 7.8 (高)
    • 攻撃元区分: ローカル
    • 攻撃条件の複雑さ: 低
    • 必要な特権レベル: 低
    • ユーザー関与レベル: 不要
    • スコープ: 変更なし
    • 機密性への影響: 高
    • 完全性への影響: 高
    • 可用性への影響: 高
  • CVSS v2.0 スコア: 7.2 (高)

2. 対象となる環境

Microsoft Windowsのタスクスケジューラサービスが影響を受けます。

2.1 影響を受けるOSバージョン

  • Windows 10 (32ビット版および64ビット版、バージョン1507, 1607, 1709, 1803, 1809, 1903を含む)
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016
  • Windows 8.1 (32ビットシステムおよびx64ベースシステム)
  • Windows 8
  • Windows 7 SP1 (32ビットシステムおよびx64ベースシステム)
  • Windows Server version 1803 (Server Core Installation)
  • Windows Server version 1903 (Server Core installation)
  • Windows RT 8.1

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、タスクスケジューラサービスが特定のファイル操作、特にタスクファイルへのセキュリティ情報の適用方法(SetJobFileSecurityByName()関数に起因)に起因します。 低権限のユーザーが、レガシーなタスクフォルダ(C:\Windows\Tasks)にファイルを配置した後、タスクスケジューラを利用してそのタスクを推奨されるフォルダ(C:\Windows\System32\Tasks)に移行させると、サービスがSYSTEM権限でファイルのセキュリティ情報を設定してしまうというハードリンク攻撃のシナリオが悪用されます。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性は権限昇格の脆弱性であり、直接的な「兆候」としてユーザーが検出できる特定の現象は検索結果には明記されていません。しかし、攻撃者が特権を昇格し、システムを制御した場合、以下のような活動が見られる可能性があります。 * システム設定の予期しない変更 * 不明なプログラムのインストールや実行 * 不審なネットワーク通信 * システムパフォーマンスの低下

4. 推奨対策

4.1 本対策

Microsoftが提供するセキュリティ更新プログラムを適用することが最も重要な対策です。 この脆弱性に対応する更新プログラムは、2019年5月のセキュリティ更新プログラムとして提供されています。セキュリティ更新プログラムは、ファイル操作の検証を正しく行うことで脆弱性に対処します。

4.2 暫定回避策(緩和策)

明示的な暫定回避策は検索結果に記載されていませんが、一般的に権限昇格の脆弱性に対する緩和策として、以下の措置が有効です。 * 最小特権の原則の適用: ローカルユーザーの特権を制限し、必要最小限の権限のみを付与することで、悪用された際のリスクを最小限に抑えることができます。

その他解説すべき観点

  • 悪用状況: CVE-2019-1069は、発見以来、活発に悪用されていることが確認されています。 特に、ランサムウェア攻撃(例: New Ryuk Ransomware)を含む標的型攻撃において、初期アクセス後の特権昇格や、ネットワーク内での横移動、永続性の確立のために他のエクスプロイトと組み合わせて多段階攻撃の一部として利用されてきました。
  • CISA KEVへの登録: 米国CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) は、この脆弱性を既知の悪用された脆弱性カタログ (Known Exploited Vulnerabilities Catalog, KEV) に追加しています。 これは、この脆弱性が実際に攻撃者によって活発に悪用されていることを意味し、早急な対策の必要性を示しています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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