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CVE-2019-10149 の詳細

CVEの情報

説明:
A flaw was found in Exim versions 4.87 to 4.91 (inclusive). Improper validation of recipient address in deliver_message() function in /src/deliver.c may lead to remote command execution.

CVE更新日: 2019-06-05 14:29:11.293000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-01-10

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.999610000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2019-10149に関する脆弱性調査結果を以下にまとめます。

1. 脆弱性の概要

Eximメール転送エージェント (MTA) に存在する、リモートからコマンドを実行される可能性のある深刻な脆弱性です。 /src/deliver.c ファイル内の deliver_message() 関数における受信者アドレスの不適切な検証が原因で発生します。

1.1 影響

攻撃者はこの脆弱性を悪用して、リモートから任意のOSコマンドを実行する可能性があります。これにより、製品の停止、攻撃者が直接アクセスする権限を持たないデータの読み取りや変更が行われる可能性があります。悪意のある活動は、アプリケーションまたはアプリケーションの所有者から行われたように見えることがあります。 攻撃が成功すると、外部からダウンロードされたスクリプトの実行、特権ユーザーの追加、セキュリティ対策の無効化、外部からの接続を可能にする設定変更などが行われる可能性があります。

1.2 深刻度

  • CVSS v3.1 Base Score: 9.8 (CRITICAL)
    • Vector: CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
    • 評価項目: 攻撃元区分 (AV): ネットワーク、攻撃複雑度 (AC): 低、必要な特権 (PR): 不要、ユーザーインタラクション (UI): 不要、スコープ (S): 変更なし、機密性 (C): 高、完全性 (I): 高、可用性 (A): 高
  • CVSS v2.0 Base Score: 10.0 (HIGH)
    • Vector: AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

Eximバージョン4.87から4.91(両端を含む)が影響を受けます。 Red Hat Enterprise Linux 5 に同梱されているEximパッケージ (exim-4.63) はこの脆弱性の影響を受けません。 Debian, Ubuntu, Gentoo, Amazon Linux などの様々なLinuxディストリビューションが、影響を受けるEximバージョンを使用している場合、影響を受ける可能性があります。

2.2 影響を受ける設定

Eximはバージョン4.87以降、デフォルトで脆弱な状態です。 これより古いバージョンでも、EXPERIMENTAL_EVENT が手動で有効にされている場合は脆弱である可能性があります。 デフォルト設定下では、低権限ユーザーがroot権限のコマンドを実行する目的で、ローカル攻撃者によって直接悪用される可能性があります。 設定によっては、Eximを搭載しているシステムの約90%がローカルでの悪用、そしてリモートでの悪用の両方に対して脆弱である可能性があります。 具体的には、SMTPの「MAIL FROM」フィールドに悪意のあるコマンドを挿入することで、リモートから攻撃が展開されると報告されています。

3. 影響を受けた時の兆候

  • 2019年6月には、この脆弱性を悪用するアクティブなLinuxワームが確認されていると報告されています。
  • 外部からダウンロードされたスクリプトが実行された、特権ユーザーが追加された、セキュリティ対策が無効化された、または外部からの接続を可能にするよう設定が変更されたなどの兆候が見られる可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Eximをバージョン4.92以降にアップグレードしてください。
  • ベンダーが提供するパッチを適用してください(例: Debian、Red Hat Enterprise Linux/CentOS、Ubuntu、SUSE)。
    • 影響を受けるすべてのバージョン (4.87-4.91) に対して修正をバックポートすることが可能ですが、これらのバージョンは公式にはサポートされていない場合があります。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • Trend Micro Deep Securityをご利用の場合、侵入防御ルール「1009797 - Exim 'deliver_message' Command Injection Vulnerability (CVE-2019-10149)」を適用することで、攻撃に対する保護に役立ちます。
  • Trend Micro TippingPointをご利用の場合、DigitalVaccine (DV) フィルタ「35520: SMTP: Exim Internet Mailer Command Injection Vulnerability」を適用してください。
  • アンチマルウェア製品は、「Trojan.SH」のパターンファイル検出を提供する場合があります。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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