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CVE-2019-0863 の詳細

CVEの情報

説明:
An elevation of privilege vulnerability exists in the way Windows Error Reporting (WER) handles files, aka 'Windows Error Reporting Elevation of Privilege Vulnerability'.

CVE更新日: 2019-05-16 19:29:00.927000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2021-11-03

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.052070000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2019-0863は、Windows Error Reporting (WER) コンポーネントにおける特権昇格の脆弱性です。

1. 脆弱性の概要

Windows Error Reporting (WER) がファイルを処理する方法に特権昇格の脆弱性が存在します。この脆弱性は「Windows Error Reporting Elevation of Privilege Vulnerability」として知られています。攻撃者がこの脆弱性を悪用することに成功すると、カーネルモードで任意のコードを実行できるようになります。この脆弱性は、2018年12月に「SandboxEscaper」というエイリアスで知られるハッカーによってゼロデイ脆弱性として公開され、2019年5月にパッチがリリースされるまで実際に攻撃に悪用されていたことが確認されています。

1.1 影響

攻撃者がこの脆弱性を悪用することに成功した場合、カーネルモードで任意のコードを実行できる可能性があります。これにより、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または管理者権限を持つ新しいアカウントの作成を行うことができます。この脆弱性は、機密性、完全性、可用性に影響を与えます。

1.2 深刻度

  • CVSS v3.1 Base Score: 7.8 (High)
    • Vector: CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
      • AV (Attack Vector): Local (ローカル)
      • AC (Attack Complexity): Low (低)
      • PR (Privileges Required): Low (低)
      • UI (User Interaction): None (不要)
      • S (Scope): Unchanged (変更なし)
      • C (Confidentiality Impact): High (高)
      • I (Integrity Impact): High (高)
      • A (Availability Impact): High (高)
  • NIST NVD: High (高)
  • CISAのKnown Exploited Vulnerabilities Catalog (KEV): このCVEはCISAのKnown Exploited Vulnerabilities Catalogに掲載されており、実際の悪用が確認されていることを示しています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、広範囲のMicrosoft Windowsオペレーティングシステムに影響を及ぼします。具体的には以下のバージョンが含まれます。

  • Windows 7 Service Pack 1 (x64-based Systems, x86-based Systems)
  • Windows 8.1 (x64-based Systems, x86-based Systems)
  • Windows RT 8.1
  • Windows 10 (バージョン 1607, 1703, 1709, 1803, 1809, およびそれらのServerバージョン)
  • Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (Itanium-based Systems, x64-based Systems)
  • Windows Server 2012 / R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、Windows Error Reporting (WER) がファイルを取り扱う方法に存在します。WERは通常SYSTEM権限で実行され、どのユーザーも書き込み権限を持つファイルを処理します。この処理において、ファイルシステムリンク(シンボリックリンクやハードリンク)を悪用することで、特権昇格が可能となります。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性が悪用された際の直接的なシステム上の兆候は、特定のログやエラーメッセージとして明確に現れるとは限りません。攻撃が成功すると、攻撃者はシステム上で管理者権限を獲得し、任意のコードを実行したり、システム設定を変更したりするため、その後の不正な活動(マルウェアのインストール、データ窃取、アカウント作成など)が兆候として現れる可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

Microsoftから提供されているセキュリティ更新プログラムを速やかに適用することが最も推奨される対策です。

4.2 暫定回避策(緩和策)

この脆弱性に対する具体的な暫定回避策は公開されていません。しかし、エンドポイント保護ソリューションの中には、振る舞いベースの脅威保護機能により、このような脆弱性の悪用を防止できるものもあります。

5. 他に解説すべき観点

  • 脆弱性の公開と悪用: この脆弱性は2018年12月に「SandboxEscaper」によってゼロデイとして公開され、その後、Microsoftがパッチをリリースする2019年5月まで、実際の攻撃で悪用されていました。
  • CWE-ID: CWE-264 (Access Control / アクセス制御) に分類されています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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