CVE-2019-0541 の詳細
CVEの情報
説明:
A remote code execution vulnerability exists in the way that the MSHTML engine inproperly validates input, aka "MSHTML Engine Remote Code Execution Vulnerability." This affects Microsoft Office, Microsoft Office Word Viewer, Internet Explorer 9, Internet Explorer 11, Microsoft Excel Viewer, Internet Explorer 10, Office 365 ProPlus.
CVE更新日: 2019-01-08 21:29:00.470000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.8
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.532020000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2019-0541に関する脆弱性の調査結果を以下に解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2019-0541は、「MSHTML エンジンのリモートでコードが実行される脆弱性 (MSHTML Engine Remote Code Execution Vulnerability)」として知られています。これは、Microsoft の MSHTML エンジンが入力の検証を不適切に行うことによって発生するリモートコード実行の脆弱性です。
1.1 影響
この脆弱性が悪用された場合、攻撃者は現在のユーザーのセキュリティコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。これにより、機密性の高い情報へのアクセス、データの改ざん、システムの完全な制御など、様々な被害が発生するおそれがあります。
具体的には、以下の影響が想定されます。 * 機密性への影響: 高 (CVSS v3.x), 全面的 (CVSS v2.0) * 完全性への影響: 高 (CVSS v3.x), 全面的 (CVSS v2.0) * 可用性への影響: 高 (CVSS v3.x), 全面的 (CVSS v2.0)
1.2 深刻度
CVSS v3.1 基本評価基準 (Base Score): 8.8 (重要 - High)
CVSS v2.0 基本評価基準 (Base Score): 9.3 (危険 - Critical)
この脆弱性は、CISA (米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁) のKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログにも登録されており、実際に悪用されていることが確認されています。EPSS (Exploit Prediction Scoring System) スコアは53%で、EPSSパーセンタイルは99%と報告されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
この脆弱性は、MSHTML エンジンを使用する複数のMicrosoft製品に影響します。 * Microsoft Office (2010 SP2, 2013 RT SP1, 2013 SP1, 2016, 2019, Office 365 ProPlus) * Microsoft Office Word Viewer * Microsoft Excel Viewer 2007 SP3 * Internet Explorer 9 * Internet Explorer 10 * Internet Explorer 11
具体的に影響を受けるOSバージョンとしては、以下のセキュリティ更新プログラムが提供されている環境が挙げられます。 * Internet Explorer 11 for Windows 8.1 (x86-based systems, x64-based systems) * Internet Explorer 11 for Windows Server 2012 R2 (x64-based systems) * Internet Explorer 10 for Windows Embedded 8 Standard (x64-based systems) * Internet Explorer 9 for Windows Server 2008 (x86-based systems, x64-based systems) * Internet Explorer 11 for Windows 7 (x86-based systems, x64-based systems) * Microsoft Windows Server 2019, version 1809 * Microsoft Windows 10, version 1507 * Microsoft Windows 10, version 1803
2.2 影響を受ける設定
MSHTML エンジンが入力を不適切に検証する方法に起因する脆弱性であり、特定の「設定」が影響を受けるというよりも、影響を受ける製品・コンポーネントが標準的な設定で利用されている場合に脆弱性が存在します。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性はリモートコード実行を可能にするため、攻撃が成功した場合、ユーザーが意図しないプログラムの実行や、システム設定の変更、データの窃取・改ざんなどが発生する可能性があります。しかし、今回の検索結果からは、CVE-2019-0541に特有の具体的な「兆候」に関する情報は得られませんでした。
4. 推奨対策
4.1 本対策
マイクロソフト社から正式な対策が公開されています。ベンダーの情報を参照し、適切なセキュリティ更新プログラムを適用することが強く推奨されます。 * Microsoft Officeの場合: 最新バージョンへのアップグレードが推奨されます。 * セキュリティ更新プログラムの適用: 影響を受ける製品に対して、マイクロソフト社が提供するセキュリティ更新プログラムを適用してください。例えば、以下のような更新プログラムが公開されています。 * 2019-01 Cumulative Security Update for Internet Explorer (KB4480965) * Security Update for Microsoft Office 2013 (KB3172522) * 2019-01 Cumulative Update for Microsoft Windows Server 2019, version 1809 (KB4480116) * 2019-01 Cumulative Update for Microsoft Windows 10, version 1507 (KB4480962) * 2019-01 Cumulative Update for Microsoft Windows 10, version 1803 (KB4480966) * 更新プログラムは、Microsoft Updateを通じて入手・インストールすることが可能です。
4.2 暫定回避策(緩和策)
今回の調査では、CVE-2019-0541に特化した具体的な暫定回避策に関する明確な記述は見つかりませんでした。本対策であるセキュリティ更新プログラムの適用を最優先で実施することが重要です。
他に解説すべき観点
参照したサイト