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CVE-2019-0211 の詳細

CVEの情報

説明:
In Apache HTTP Server 2.4 releases 2.4.17 to 2.4.38, with MPM event, worker or prefork, code executing in less-privileged child processes or threads (including scripts executed by an in-process scripting interpreter) could execute arbitrary code with the privileges of the parent process (usually root) by manipulating the scoreboard. Non-Unix systems are not affected.

CVE更新日: 2019-04-08 22:29:00.387000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2021-11-03

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.895680000

EPSS更新日: 2026-06-12 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2019-0211について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

Apache HTTP Server 2.4のリリース2.4.17から2.4.38において、MPMイベント、ワーカー、またはプリフォークを使用している場合、権限の低い子プロセスまたはスレッド(プロセス内スクリプトインタープリタによって実行されるスクリプトを含む)で実行されるコードが、scoreboardを操作することによって親プロセス(通常はroot)の権限で任意のコードを実行できる権限昇格の脆弱性です。 この脆弱性は、解放後使用 (Use-After-Free) に起因し、境界外配列アクセスにより任意の関数呼び出しが可能になるものです。 脆弱性の悪用は、Apacheがグレースフルリスタート(apache2ctl gracefulなど、logrotateによって毎日実行されることが多い)を行う際にトリガーされます。

1.1 影響

本脆弱性が悪用されると、権限の低いユーザー(例えば、www-data)がroot権限で任意のコードを実行し、システム上で権限昇格が可能になります。 これにより、機密性、完全性、可用性(CIA)に高い影響を与え、ウェブサーバーを超えてシステム全体に影響が及びます。

1.2 深刻度

  • CVSS v3.1基本評価値: 7.8 (High)
    • 攻撃元区分 (Attack Vector): ローカル (L)
    • 攻撃条件の複雑さ (Attack Complexity): 低 (L)
    • 必要な特権レベル (Privileges Required): 低 (L)
    • ユーザー関与レベル (User Interaction): 不要 (N)
    • スコープ (Scope): 変更なし (U)
    • 機密性への影響 (Confidentiality Impact): 高 (H)
    • 完全性への影響 (Integrity Impact): 高 (H)
    • 可用性への影響 (Availability Impact): 高 (H)
  • CVSS v2基本評価値: 7.2 (High)
  • この脆弱性は「Important」と評価されており、既知の公開エクスプロイトも存在します。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

Unix系システムのみが影響を受け、非Unix系システムは影響を受けません。

影響を受ける可能性があるOSバージョンは以下の通りです(一部修正済み)。

  • Fedora 28, 29, 30
  • Ubuntu 16.04 LTS (Fixed), 18.04 LTS (Fixed), 18.10 (Fixed)
  • Debian 9.0
  • OpenSUSE Leap 15.0, 42.3
  • Red Hat Enterprise Linux 8.0, 8.1

2.2 影響を受ける設定

  • Apache HTTP Server 2.4.17から2.4.38までのバージョン。
  • MPM (Multi-Processing Module) がevent, worker, またはpreforkのいずれかで動作している場合。
  • 信頼できないユーザーが任意のスクリプト(PHP、CGIなど)をアップロードして実行することを許可するような設定の場合に悪用される可能性があります。
  • 親プロセスがroot権限で動作しているシステム(Unix系では一般的)が影響を受けます。

3. 影響を受けた時の兆候

本脆弱性が悪用された際の具体的なシステム上の兆候は、参照した情報には明示されていません。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Apache HTTP Serverをバージョン2.4.39以降にアップデートしてください。
  • 各ベンダーの指示に従って、最新のセキュリティアップデートを適用してください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

参照した情報には、本脆弱性に対する具体的な暫定回避策は明示されていません。ただし、Red Hatの記述によると、信頼できないユーザーが任意のスクリプトをアップロードして実行できる設定になっている場合に脆弱性が悪用されるため、このような設定を制限することが予防策として考えられます。

参照サイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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