Trusted Design

CVE-2018-8653 の詳細

CVEの情報

説明:
A remote code execution vulnerability exists in the way that the scripting engine handles objects in memory in Internet Explorer, aka "Scripting Engine Memory Corruption Vulnerability." This affects Internet Explorer 9, Internet Explorer 11, Internet Explorer 10. This CVE ID is unique from CVE-2018-8643.

CVE更新日: 2018-12-20 13:29:00.327000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.5

KEVの情報

KEV更新日: 2021-11-03

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.296060000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2018-8653について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

Internet Explorerのスクリプトエンジンがメモリ内のオブジェクトを処理する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。これは「Scripting Engine Memory Corruption Vulnerability (スクリプトエンジンのメモリ破損の脆弱性)」として知られています。この脆弱性は、特にJScript.dllが明示的に使用される場合に影響を及ぼします。

攻撃者は、特別に細工されたHTMLファイル(ウェブページやメールの添付文書)、PDFファイル、Microsoft Office文書、またはInternet Explorerのスクリプトエンジンで作成されたコンテンツの挿入をサポートする任意の文書をユーザーが閲覧するよう誘導することで、この脆弱性を悪用できます。

本脆弱性を悪用する攻撃は既に確認されており、CISAの「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」にも登録されています。

1.1 影響 脆弱性が悪用された場合、攻撃者は現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行することが可能になります。これにより、攻撃者は現在のユーザーと同じユーザー権限を取得し、メモリ破損を引き起こす可能性があります。

1.2 深刻度 * CVSS v3.1 基本評価基準: 7.5 (High) * CVSS v3.1 ベクター: AV:N/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H * 攻撃元区分 (AV): ネットワーク (Network) * 攻撃条件の複雑さ (AC): 高 (High) - 攻撃を成功させるには特定の条件が必要で、悪用が比較的困難であることを示唆しています。 * 必要な特権 (PR): 不要 (None) * ユーザーインタラクション (UI): 必要 (Required) - ユーザーが悪意のあるウェブサイトを訪問するなどの操作を必要とします。 * スコープ (S): 変更なし (Unchanged) * 機密性への影響 (C): 高 (High) * 完全性への影響 (I): 高 (High) * 可用性への影響 (A): 高 (High)

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン Internet Explorer 9、Internet Explorer 10、およびInternet Explorer 11 が、それぞれサポートされているWindows OS上で影響を受けます。 ただし、IE11、IE10、IE9はデフォルトで脆弱性の影響を受けない jscript9.dll を使用しており、本脆弱性は jscript.dll をスクリプトエンジンとして明示的に使用するウェブサイトのみが影響を受けます。

2.2 影響を受ける設定 * ウェブサイトが明示的に jscript.dll をスクリプトエンジンとして使用している場合。 * Internet Explorerのスクリプトエンジンの組み込みをサポートするアプリケーション。

3. 影響を受けた時の兆候

具体的な兆候については、公開情報には明記されていません。一般的に、リモートコード実行の脆弱性が悪用された場合の兆候としては以下のようなものが考えられます。 * Internet Explorerまたはスクリプトエンジンを組み込んでいるアプリケーションの予期せぬクラッシュやシステムの不安定化。 * 身に覚えのないプロセスやファイルの生成。 * 不正なネットワーク通信の発生。 * ユーザーの許可なくシステム設定やデータが変更される。

4. 推奨対策

4.1 本対策 Microsoftが提供するセキュリティ更新プログラムを速やかに適用してください。Microsoftは本脆弱性に対処するための緊急の更新プログラムをリリースしています。

4.2 暫定回避策(緩和策) 開発者の情報によると、jscript.dll へのアクセスを制限することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行してください。

  • 32bit システムの場合: cacls %windir%\system32\jscript.dll /E /P everyone:N
  • 64bit システムの場合: cacls %windir%\syswow64\jscript.dll /E /P everyone:N cacls %windir%\system32\jscript.dll /E /P everyone:N (jscript.dll は古いバージョンのJScriptをサポートするためのライブラリです。このライブラリへのアクセスを制限することで、本脆弱性の悪用を防止できます。)

この緩和策を適用した場合の影響や、上記の変更を元に戻す方法については、Microsoftが提供するアドバイザリ(JVNはADV200001を参照するように記載)を参照してください。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る