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CVE-2018-8453 の詳細

CVEの情報

説明:
An elevation of privilege vulnerability exists in Windows when the Win32k component fails to properly handle objects in memory, aka "Win32k Elevation of Privilege Vulnerability." This affects Windows 7, Windows Server 2012 R2, Windows RT 8.1, Windows Server 2008, Windows Server 2019, Windows Server 2012, Windows 8.1, Windows Server 2016, Windows Server 2008 R2, Windows 10, Windows 10 Servers.

CVE更新日: 2018-10-10 13:29:02.557000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-01-21

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.700420000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2018-8453に関する調査結果を以下に解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2018-8453は、WindowsのWin32kコンポーネントにおける特権昇格の脆弱性です。「Win32k Elevation of Privilege Vulnerability」としても知られています。この脆弱性は、Win32kコンポーネントがメモリ内のオブジェクトを適切に処理できない場合に発生します。具体的には、win32kfull!NtUserSetWindowFNID 関数内で、ウィンドウオブジェクトが解放されたかどうかのチェックを怠ることに起因するUse-After-Freeの脆弱性です。

この脆弱性は、Kaspersky Labによって2018年8月に発見され、Microsoftに報告されました。 公開された当初からゼロデイ脆弱性として実際に悪用されており、APTグループによる標的型攻撃やランサムウェア攻撃で利用されたことが確認されています。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、ローカルの攻撃者がシステムの管理者権限を含む昇格された特権を獲得し、被害者のPCを完全に制御する可能性があります。 攻撃者は、GDI Bitmapプリミティブを使用して任意のカーネル読み書きを実行できるようになります。 これはリモートからの侵入ポイントではなく、システムに初期アクセス(足がかり)を得た後に、マルウェアのインストールや永続的なアクセスに必要な権限を取得するための特権昇格のステップとして利用されます。

1.2 深刻度

NISTのCVSS v3.1スコアでは、基本スコア7.8(HIGH)と評価されています。 CVSSベクトルは CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H です。 この脆弱性は、CISAの既知の悪用されている脆弱性(KEV)カタログに登録されており、実際に攻撃で悪用されていることが確認されているため、実世界における深刻度は高いとされています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

以下のMicrosoft WindowsおよびWindows Serverのバージョンが影響を受けます。

  • Windows 7
  • Windows 8.1
  • Windows RT 8.1
  • Windows 10 (RS4、v1703 x86を含む)
  • Windows Server 2008
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、Win32kカーネルコンポーネント自体に存在する設計上の欠陥であり、特定のOS設定によって影響を受けるものではありません。脆弱なWin32kカーネルコンポーネントが稼働している全てのパッチが適用されていないWindowsシステムが影響を受けます。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性のエクスプロイトは、通常、マルウェアインストーラーの一部として配布され、被害者のシステムに永続的なアクセス権を得るために必要なシステム権限を取得するために実行されます。 直接的なユーザーが認識できる特権昇格の兆候は明示されていませんが、以下のような兆候が見られる可能性があります。

  • 身に覚えのないマルウェアのインストールや活動
  • セキュリティソリューション(KasperskyのAutomatic Exploit Prevention (AEP) システムなど)による、既知または未知のエクスプロイト試行の検知

4. 推奨対策

4.1 本対策

Microsoftから提供されているセキュリティパッチを直ちに適用することが、最も重要かつ恒久的な対策です。 この脆弱性に対するパッチは2018年10月に公開されています。

4.2 暫定回避策(緩和策)

この脆弱性自体に対する具体的な暫定回避策は、パッチの適用以外には明確に示されていません。ただし、以下の一般的なセキュリティ対策が推奨されます。

  • 使用しているソフトウェアを常に最新バージョンに更新する。
  • 脆弱性評価およびパッチ管理機能を備えたセキュリティ製品を活用し、更新プロセスを自動化する。
  • ゼロデイエクスプロイトを含む未知の脅威に対し、振る舞い検知機能を持つ堅牢なセキュリティソリューションを導入する。
  • この脆弱性はローカル特権昇格であるため、システムへの初期侵入を防ぐことが間接的な緩和策となります。

参照サイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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