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CVE-2018-8120 の詳細

CVEの情報

説明:
An elevation of privilege vulnerability exists in Windows when the Win32k component fails to properly handle objects in memory, aka "Win32k Elevation of Privilege Vulnerability." This affects Windows Server 2008, Windows 7, Windows Server 2008 R2. This CVE ID is unique from CVE-2018-8124, CVE-2018-8164, CVE-2018-8166.

CVE更新日: 2018-05-09 19:29:01.277000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.0

KEVの情報

KEV更新日: 2022-03-15

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.734340000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2018-8120について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

Win32kコンポーネントがメモリ内のオブジェクトを適切に処理できない場合に、Windowsに存在する特権の昇格の脆弱性です。これは「Win32kの特権の昇格の脆弱性」とも呼ばれます。

この脆弱性は、win32kモジュール内のSetImeInfoEx関数における任意のメモリアドレス上書きの欠陥に起因しています。具体的には、tagWINDOWSTATION構造体のspklListメンバーの有効性検証が不十分なまま参照解除されることで発生します。spklListがNULLの場合に参照解除されると、この脆弱性がトリガーされます。

1.1 影響 攻撃者がこの脆弱性を悪用することに成功した場合、カーネルモードで任意のコードを実行できる可能性があります。これにより、攻撃者はSYSTEMレベルのアクセス権を獲得したり、Adobe PDF Readerのサンドボックス保護を回避して任意のコード実行を達成したりすることが可能になります。

1.2 深刻度 * CVSS v3.1スコア: 7.0 (高) * CVSS v3.1ベクトル: AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H * AV:L (攻撃元区分: ローカル) * AC:H (攻撃条件の複雑さ: 高) * PR:L (必要な特権レベル: 低) * UI:N (ユーザーインタラクション: 不要) * S:U (スコープ: 変更なし) * C:H (機密性への影響: 高) * I:H (完全性への影響: 高) * A:H (可用性への影響: 高) * CISA KEV (Known Exploited Vulnerabilities): このCVEは、CISAの既知の悪用された脆弱性カタログに掲載されており、実際に悪用されていることが確認されています。 * EPSSスコア: 73.4% (今後30日間の悪用確率)。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン 以下のMicrosoft Windowsのバージョンが影響を受けます。 * Windows 7 (32ビット版、64ビット版、SP1を含む) * Windows Server 2008 (32ビット版、64ビット版、Enterprise、R2、R2 Datacenter、SP1を含む) * Windows XP (32ビット版) (元のエクスプロイトはサポートしていませんでしたが、後のコードでサポートが追加されました) * Windows 2003 (32ビット版、64ビット版) (元のエクスプロイトはサポートしていませんでしたが、後のコードでサポートが追加されました) * Windows Embedded POSReady 2009 * Windows Embedded Standard 2009

2.2 影響を受ける設定 本脆弱性は、Win32kコンポーネントに存在するため、影響を受けるOSバージョンを実行している環境が対象となります。特定の追加設定が脆弱性を引き起こすものではありません。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性は特権昇格型であるため、直接的なシステム障害やユーザーに明らかな兆候が現れるとは限りません。しかし、この脆弱性を悪用するマルウェア(例: Exploit:Win32/CVE-2018-8120)に感染した場合、一般的なマルウェア感染の兆候(システムのパフォーマンス低下、不審なネットワーク通信、ファイルの改ざんなど)が見られる可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策 * セキュリティ更新プログラムの適用: Microsoftは本脆弱性に対処するためのセキュリティ更新プログラムをリリースしています。 * この更新プログラムはWindows Updateを通じて入手可能です。自動更新を有効にすることで、自動的にダウンロードおよびインストールされます。 * 特に、Windows 7およびWindows Server 2008 R2向けにはKB4093108が提供されています。 * 更新プログラムをインストールする前に、必要な言語パックをすべてインストールすることを推奨します。

4.2 暫定回避策(緩和策) 検索結果からは、この脆弱性に対する具体的な暫定回避策や緩和策は明確に示されていません。カーネルレベルの特権昇格の脆弱性であるため、セキュリティ更新プログラムの適用が最も効果的かつ推奨される対策となります。一般的なセキュリティ対策として、以下の点が挙げられます。 * OSやソフトウェアを常に最新の状態に保つこと。 * 不審なファイルを開かない、不審なウェブサイトにアクセスしないなどの基本的なマルウェア対策を実施すること。

他に解説すべき観点

  • 実世界での悪用: この脆弱性は、実際に攻撃で悪用されていることが確認されています。ESETは、CVE-2018-4990(Adobe PDF Readerのリモートコード実行脆弱性)とCVE-2018-8120(Win32kカーネルの特権昇格脆弱性)を組み合わせてサンドボックス保護を回避するPDFドキュメントを捕捉したと報告しています。
  • 関連するCVE: このCVE IDは、CVE-2018-8124、CVE-2018-8164、CVE-2018-8166とは異なるユニークなものです。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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