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CVE-2018-6065 の詳細

CVEの情報

説明:
Integer overflow in computing the required allocation size when instantiating a new javascript object in V8 in Google Chrome prior to 65.0.3325.146 allowed a remote attacker to potentially exploit heap corruption via a crafted HTML page.

CVE更新日: 2018-11-14 15:29:01.250000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 8.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-06-08

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.887730000

EPSS更新日: 2026-04-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2018-6065について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

Google ChromeのV8 JavaScriptエンジンにおいて、新しいJavaScriptオブジェクトをインスタンス化する際に必要な割り当てサイズの計算に整数オーバーフローの脆弱性が存在します。これにより、リモートの攻撃者が細工されたHTMLページを介してヒープ破損を悪用する可能性があります。

1.1 影響

攻撃者は細工されたHTMLページを通じてヒープ破損を悪用する可能性があります。この脆弱性が悪用された場合、機密性、完全性、可用性のいずれにも「高」の影響を与える可能性があります。 この脆弱性は、米国サイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁 (CISA) の既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)にも追加されており、実運用環境で活発に悪用されていることが示されています。

1.2 深刻度

  • CVSS v3.1 基本評価基準: 8.8 (高)
  • CVSS v2 基本評価基準: 6.8 (中)
  • Tenable VPR (Vulnerability Priority Rating): Critical (スコア: 9.8)
  • Red Hat: Important (重要)

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、Google ChromeのV8 JavaScriptエンジンに存在するため、以下のバージョンより前のGoogle Chromeがインストールされている環境が影響を受けます。

  • Google Chrome バージョン 65.0.3325.146 より前のバージョン

具体的に影響を受けるLinuxディストリビューションとして以下のものが挙げられています。

  • Debian Linux 9.0
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6.0, Server 6.0, Workstation 6.0
  • Ubuntu Linux 16.04 LTS, 18.04 LTS

2.2 影響を受ける設定

新しいJavaScriptオブジェクトをインスタンス化する際の割り当てサイズ計算に整数オーバーフローが発生するGoogle ChromeのV8エンジンを含む、パッチが適用されていないGoogle Chromeのバージョンが影響を受けます。 特定の追加設定は必要ありません。

3. 影響を受けた時の兆候

不明。 この脆弱性はヒープ破損を引き起こす可能性があり、一般的にアプリケーションのクラッシュや予期しない動作につながる可能性がありますが、具体的な兆候は公開情報には明記されていません。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Google Chromeの更新: Google Chromeをバージョン 65.0.3325.146 以降にアップデートしてください。
  • OSベンダーからのアップデート適用: 影響を受けるオペレーティングシステムを使用している場合は、各ベンダーの指示に従って関連するセキュリティアップデートを適用してください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

この脆弱性に対する特定の暫定回避策は公開情報には明記されていません。影響を受けるシステムに対しては、ベンダーからの修正パッチの適用が唯一の既知の解決策とされています。

他に解説すべき観点

  • CISA KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログへの登録: 本脆弱性はCISAの既知の悪用された脆弱性カタログに「Google Chromium V8 Integer Overflow Vulnerability」として登録されており、2022年6月22日までにベンダーの指示に従ってアップデートを適用することが求められています。
  • 悪用の確認: 本脆弱性のエクスプロイトは公開されており、悪用が確認されています。 Red Hatは、このCVEが既知の公開エクスプロイトによって悪用されるリスクが高いと評価しています。
  • 根本原因: 根本原因は、V8エンジン内のJavaScriptオブジェクトをインスタンス化する際に必要なメモリ割り当てサイズを計算する際の整数オーバーフローです。具体的には、JSFunction::CalculateInstanceSizeForDerivedClass関数内で発生します。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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