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CVE-2018-4990 の詳細

CVEの情報

説明:
Adobe Acrobat and Reader versions 2018.011.20038 and earlier, 2017.011.30079 and earlier, and 2015.006.30417 and earlier have a Double Free vulnerability. Successful exploitation could lead to arbitrary code execution in the context of the current user.

CVE更新日: 2018-07-09 19:29:03.327000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 8.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-06-08

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.362280000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2018-4990に関する脆弱性の調査結果を以下にまとめます。

1. 脆弱性の概要

CVE-2018-4990は、Adobe AcrobatおよびReaderに存在するリモートコード実行の脆弱性です。この脆弱性は、特別に細工されたPDF文書を開く際に、ダブルフリーエラーまたは境界外読み取りに起因する任意の解放条件が発生することで引き起こされます。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、攻撃者は現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる可能性があります。攻撃が失敗した場合は、サービス拒否(Denial-of-Service: DoS)状態に陥る可能性があります。

1.2 深刻度

深刻度は「高」と評価されています。CVSS v3.1基本スコアは8.8です。 この脆弱性は実際に攻撃に悪用されたことが確認されており(CISA KEVに登録)、優先度の高い対策が推奨されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性はWindowsおよびmacOSに影響を与えます。 特に古いOSバージョンを標的として設計されており、Windows 10はこの脅威の影響を受けません。

2.2 影響を受ける設定

以下のバージョンのAdobe AcrobatおよびReaderが影響を受けます。

  • Acrobat DC (Continuous): 2018.011.20038 およびそれ以前のバージョン
  • Acrobat Reader DC (Continuous): 2018.011.20038 およびそれ以前のバージョン
  • Acrobat 2017 (Classic 2017): 2017.011.30079 およびそれ以前のバージョン
  • Acrobat Reader 2017 (Classic 2017): 2017.011.30079 およびそれ以前のバージョン
  • Acrobat DC (Classic 2015): 2015.006.30417 およびそれ以前のバージョン
  • Acrobat Reader DC (Classic 2015): 2015.006.30417 およびそれ以前のバージョン

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性は攻撃の初期段階で悪用されるため、直接的な兆候よりも、その後に実行される任意コードによる影響が兆候として現れます。以下のような事象が考えられます。

  • 身に覚えのないプログラムの実行や不審な挙動。
  • システムパフォーマンスの低下やアプリケーションのクラッシュ(サービス拒否状態)。
  • 不正なファイル作成、データ改ざん、情報窃取などの活動。

CISA KEVに登録された日から、パッチ適用日だけでなく、それ以前からの攻撃の兆候がないかを確認することが推奨されます。

4. 推奨対策

4.1 本対策

Adobeは、この脆弱性に対処するためのセキュリティアップデート(APSB18-09)をWindowsおよびmacOS版のAdobe AcrobatおよびReader向けにリリースしています。影響を受けるユーザーは、直ちにソフトウェアを最新バージョン(例:Acrobat DC 2018.011.20040以降)にアップデートすることが強く推奨されます。

  • 製品内で「ヘルプ/アップデートを確認」を選択し、手動で更新します。
  • IT管理者は、エンタープライズインストーラーをAdobeのFTPサイトからダウンロードするか、特定のリリースノートを参照してください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

本対策であるアップデートの適用が最も重要ですが、一時的な緩和策としては以下が考えられます。

  • 信頼できない提供元からのPDF文書を開かない。
  • 堅牢なエンドポイント検出と対応(EDR)ソリューションを導入し、不審な活動を監視する。

5. その他解説すべき観点

  • 複合的な攻撃: この脆弱性は、Windows OSのWin32kカーネルにおける特権昇格の脆弱性(CVE-2018-8120)と組み合わせて悪用されることがありました。これにより、Adobe Readerのサンドボックス保護を回避し、任意のコード実行を達成していました。
  • 悪用状況: この脆弱性を利用したエクスプロイトが実際に流通しており、特にJavaScriptが埋め込まれた特別に細工されたPDF文書を通じて悪用されていました。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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