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CVE-2018-1000861 の詳細

CVEの情報

説明:
A code execution vulnerability exists in the Stapler web framework used by Jenkins 2.153 and earlier, LTS 2.138.3 and earlier in stapler/core/src/main/java/org/kohsuke/stapler/MetaClass.java that allows attackers to invoke some methods on Java objects by accessing crafted URLs that were not intended to be invoked this way.

CVE更新日: 2018-12-10 14:29:01.417000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-02-10

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.944850000

EPSS更新日: 2026-06-12 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2018-1000861について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

Jenkinsで使用されているStapler Webフレームワークに、意図しないJavaオブジェクトのメソッドが細工されたURLを介して呼び出される可能性があるコード実行の脆弱性が存在します。これは、stapler/core/src/main/java/org/kohsuke/stapler/MetaClass.javaコンポーネントにおける入力検証の不備に起因します。これにより、認証されていない攻撃者が任意のJavaオブジェクトのパブリックメソッドを呼び出し、リモートで任意のコードを実行する可能性があります。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、認証されていないリモートの攻撃者は、Jenkinsプロセスユーザーの権限でJenkinsサーバー上で任意のコードを実行できるようになります。これにより、サーバーの完全な乗っ取り、新しい管理者アカウントの作成、任意のシステムコマンドの実行、Jenkinsに保存されている認証情報や機密情報(SSHキー、APIトークン、データベースパスワードなど)の窃取、マルウェアや持続化メカニズムのインストール、CI/CDパイプラインの中断、接続されたシステムへの横移動、ソースコードやビルド成果物の持ち出しなど、広範な影響が生じる可能性があります。 CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) は、この脆弱性が実際に悪用されていることを確認しており、仮想通貨マイナーであるKerberodsマルウェアの配布に利用された事例も報告されています。

1.2 深刻度

この脆弱性は「Critical(緊急)」と評価されています。

  • CVSS v3.1 Base Score: 9.8 (CRITICAL)
    • Vector: CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
      • 攻撃経路 (AV): ネットワーク (Network)
      • 攻撃の複雑さ (AC): 低 (Low)
      • 必要な特権 (PR): 不要 (None)
      • ユーザーインタラクション (UI): 不要 (None)
      • スコープ (S): 変更なし (Unchanged)
      • 機密性 (C): 高 (High)
      • 完全性 (I): 高 (High)
      • 可用性 (A): 高 (High)
  • CVSS v2.0 Base Score: 10.0 (HIGH)
  • EPSS (Exploit Prediction Scoring System): 94.485% (100th percentile) この高いEPSSスコアは、脆弱性が悪用される可能性が非常に高いことを示しています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

特定のOSバージョンに依存するものではなく、Jenkinsソフトウェア自体に存在する脆弱性です。

2.2 影響を受ける設定

  • Jenkins:
    • Jenkins weeklyバージョン 2.153 およびそれ以前のバージョン
    • Jenkins LTSバージョン 2.138.3 およびそれ以前のバージョン
  • 関連製品:
    • Red Hat OpenShift Container Platform 3.x のJenkinsパッケージも影響を受けますが、Red Hatの評価では、この脆弱性の悪用には開発者権限が必要であるとされています。

3. 影響を受けた時の兆候

  • Jenkinsサーバー上での予期せぬシステムコマンドの実行。
  • 知らない間に新しい管理者アカウントが作成されている。
  • Jenkinsに保存されている認証情報(SSHキー、APIトークン、データベースパスワードなど)が窃取される。
  • 仮想通貨マイナーなどのマルウェアがインストールされている、または永続化メカニズム(cronジョブなど)が設定されている。
  • CI/CDパイプラインが中断されたり、予期せぬビルドが実行されたりする。
  • Jenkinsが接続している他のシステムへの横移動の形跡。
  • ソースコードやビルド成果物の外部への持ち出し。
  • Jenkinsが組み込みのWinstone-Jettyサーバーで実行されている場合、認証されていないユーザーによってすべてのセッションが無効化される。
  • 以前のバージョンでは、認証されていないユーザーがJenkinsコントローラーまたはエージェントプロセスの環境変数にアクセスできる。
  • 以前のバージョンでは、認証されていないユーザーがACL設定をバイパスして制限された領域にアクセスできる。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Jenkinsのアップグレード:
    • Jenkins mainリリースラインをバージョン 2.154 以降 にアップグレードしてください。
    • Jenkins LTSリリースラインをバージョン 2.153.2 以降 (またはセキュリティアドバイザリに従い 2.138.4 または 2.150.1) にアップグレードしてください。
    • アップグレード後、Jenkinsサービスを再起動してください。
  • CISAの推奨事項に従い、ベンダーの指示に基づいて更新を適用してください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • ネットワークアクセスの制限: ファイアウォールルール、VPN、またはネットワークセグメンテーションを使用して、Jenkinsサーバーへのネットワークアクセスを信頼できるホストとネットワークに制限してください。
  • リバースプロキシ認証の導入: Apache/Nginxとmod_auth、Okta、SAMLなどのリバースプロキシ認証を実装してください。
  • 不要な機能の無効化: Jenkinsの設定を通じて、不要な公開Jenkins機能(CLIアクセス、リモートAPIエンドポイントなど)を無効にしてください。
  • WAFの導入: Webアプリケーションファイアウォール(WAF)ルールを実装し、URLを介して疑わしいメソッドを呼び出そうとする試みを検出し、ブロックしてください。
  • 内部サービスの非公開: 内部で使用するサービスはインターネットに公開しないようにしてください。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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