CVE-2018-0798 の詳細
CVEの情報
説明:
Equation Editor in Microsoft Office 2007, Microsoft Office 2010, Microsoft Office 2013, and Microsoft Office 2016 allows a remote code execution vulnerability due to the way objects are handled in memory, aka "Microsoft Office Memory Corruption Vulnerability".
CVE更新日: 2018-01-10 01:29:00.713000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.8
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.951210000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2018-0798について、以下の観点から解説します。
1. 脆弱性の概要
1.1 影響
Microsoft Office の Equation Editor (EQNEDT32.exe) におけるメモリ破損の脆弱性であり、「Microsoft Office Memory Corruption Vulnerability」として知られています。この脆弱性が悪用されると、現在のユーザーのコンテキストでリモートから任意のコードを実行される可能性があります。機密性、完全性、可用性に対する影響は「高」と評価されています。この脆弱性は、CVE-2018-0802と組み合わせて悪用されることが知られています。
1.2 深刻度
CVSS v3.1基本スコアは 8.8 (High) です。CVSS v2スコアは 9.3 (危険) です。この脆弱性はCISAの既知の悪用されている脆弱性(KEV)カタログに掲載されており、実世界で悪用が確認されています。EPSS (Exploit Prediction Scoring System) 確率は95.1%または94.06%に達し、非常に高い悪用可能性を示唆しています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
この脆弱性はMicrosoft Officeのコンポーネントに存在するため、特定のOSバージョンではなく、脆弱なバージョンのMicrosoft Officeがインストールされているシステムが影響を受けます。
2.2 影響を受ける設定
以下のMicrosoft Office製品のEquation Editorコンポーネント(EQNEDT32.exe)が影響を受けます。 * Microsoft Office 2007 SP3 * Microsoft Office 2010 SP2 (32-bit および 64-bit editions) * Microsoft Office 2013 SP1 (32-bit および 64-bit editions) * Microsoft Office 2016 (32-bit および 64-bit editions, Click-to-Run (C2R) を含む) * Microsoft Office 互換機能パック SP3 * Microsoft Word 2007 SP3 * Microsoft Word 2010 SP2 (32-bit editions) * Microsoft Word 2013 RT SP1 * Microsoft Word 2013 SP1 (32-bit editions) * Microsoft Word 2013 SP1 (64-bit editions) * Microsoft Word 2016 (32-bit edition) * Microsoft Word 2016 (64-bit edition)
この脆弱性は、攻撃者が特別に細工したファイルをユーザーに開かせることで悪用されます。攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、特権レベルは不要ですが、ユーザーの関与が必要です。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性が悪用された際の具体的な兆候(Indicators of Compromise, IoC)は、検索結果では明確にリストアップされていません。しかし、リモートコード実行に成功した場合、以下のような一般的な異常行動が発生する可能性があります。 * 予期しないプログラムの挙動 * 不審なプロセスが実行されている * Officeアプリケーションから発信される不審なネットワーク接続 * 普段とは異なるログインパターンやデータ転送などの異常なシステム動作
Microsoft Security Intelligenceの「Exploit:O97M/CVE-2018-0798!KZH」に関するページには、技術的な詳細な兆候は提供されていません。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Microsoftが提供するセキュリティ更新プログラムを適用することが最も推奨される対策です。CISAは、ベンダーの指示に従ってアップデートを適用するよう求めています。
4.2 暫定回避策(緩和策)
本CVEに対する直接的な暫定回避策は、検索結果からは明確には提供されていません。ただし、一般的なセキュリティ対策として、以下が考えられます。 * 信頼できないOfficeドキュメントを開かない。ユーザーの操作が必要な脆弱性であるため、不審なファイルを開かないことが重要です。 * 攻撃はEquation Editor (EQNEDT32.exe) のMatrix record解析時のスタックオーバーフローに起因するため、もし可能であれば、Equation Editorの使用を制限または無効にすることが考えられます。
補足すべき観点
参照したサイト