Trusted Design

CVE-2017-7494 の詳細

CVEの情報

説明:
Samba since version 3.5.0 and before 4.6.4, 4.5.10 and 4.4.14 is vulnerable to remote code execution vulnerability, allowing a malicious client to upload a shared library to a writable share, and then cause the server to load and execute it.

CVE更新日: 2017-05-30 18:29:00.190000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2023-03-30

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.994480000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2017-7494について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

Sambaの特定のバージョンに存在するリモートコード実行(RCE)の脆弱性です。悪意のあるクライアントが、書き込み可能な共有フォルダに共有ライブラリ(.soファイル)をアップロードし、そのライブラリをSambaサーバーにロードさせて実行することを可能にします。この脆弱性は「SambaCry」とも呼ばれています。

1.1 影響

  • 認証されていないリモートからのroot権限でのコード実行が可能になります。
  • 攻撃者による完全なシステム侵害(バックドアのインストール、データ漏洩、内部ネットワークへの侵入など)につながる可能性があります。
  • ランサムウェア攻撃に利用される可能性があります。

1.2 深刻度

  • CVSS v3: 9.8 (緊急)
  • CVSS v2: 10.0 (危険)
  • Red Hatの評価では「Important/High」とされています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

Sambaのバージョン3.5.0以降、かつ以下のバージョンより前のものが影響を受けます。

  • 4.6.4 未満
  • 4.5.10 未満
  • 4.4.14 未満

主に、SMB/CIFSプロトコルを使用しているUnix系OSやUnix関連システム上で動作するSambaが影響を受けます。

2.2 影響を受ける設定

  • Sambaサーバーが書き込み可能な共有フォルダを提供している場合。
  • 特に、匿名で書き込み可能な共有サーバー、または認証されたSambaアカウントがあり、書き込み可能な共有ディレクトリのパスが既知である場合。
  • SELinuxが有効になっていない環境では、悪用されるリスクが高まります。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性が悪用された場合、直接的な特定の兆候は示されていませんが、リモートコード実行が行われるため、以下の兆候が見られる可能性があります。

  • システム上で不審なファイル(共有ライブラリなど)のアップロード。
  • 身に覚えのないプロセスやコマンドの実行。
  • ランサムウェア「SambaCry」などのマルウェア感染。
  • ネットワーク通信の異常な増加、外部への不審な接続。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Sambaのアップデート: 脆弱性が修正されたSambaのバージョン(4.6.4、4.5.10、4.4.14以降)に早急にアップデートしてください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • smb.confの変更: smb.confファイルの[global]セクションにnt pipe support = noというパラメータを追加し、smbdサービスを再起動します。これにより、クライアントからの任意の名前付きパイプのエンドポイントへのアクセスを防ぎますが、Windowsクライアントの一部の機能に影響を与える可能性があります。
  • SELinuxの有効化: SELinuxを有効にし、デフォルトポリシーを適用することで、外部ディレクトリからのモジュールロードがブロックされ、脆弱性の悪用を阻止できる場合があります。
  • ファイルシステムのマウントオプション: Sambaで利用する書き込み可能なファイルシステムをnoexecオプションでマウントします。
  • ネットワークアクセス制限:
    • ルーターのTCP 445番ポートを閉じる(多くの場合、初期設定で閉じられています)。
    • Samba経由での共有フォルダの外部共有を避け、FTPやAFPなどの代替プロトコルを使用する。
    • インターネットからSambaサーバーへの直接アクセスを遮断する。
  • Samba設定の強化:
    • Samba接続時にゲスト権限を無効にし、ユーザー権限でログインを実行する。
    • ネットワークファイル共有サービス(SMB)を利用していない場合は、デバイス上でサービスを無効にする。

参照したサイト

他に解説すべき観点

  • Metasploitモジュール: この脆弱性を悪用するためのMetasploitモジュール(exploit/linux/samba/is_known_pipename)が利用可能であり、攻撃が容易であることを示しています。
  • 歴史的背景: 脆弱性の影響を受けるSamba 3.5.0は2010年3月にリリースされており、この脆弱性の影響を受ける環境が多数存在すると報告されていました。エクスプロイトコードも早期に公開され、広く悪用されるリスクがありました。

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る