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CVE-2017-0146 の詳細

CVEの情報

説明:
The SMBv1 server in Microsoft Windows Vista SP2; Windows Server 2008 SP2 and R2 SP1; Windows 7 SP1; Windows 8.1; Windows Server 2012 Gold and R2; Windows RT 8.1; and Windows 10 Gold, 1511, and 1607; and Windows Server 2016 allows remote attackers to execute arbitrary code via crafted packets, aka "Windows SMB Remote Code Execution Vulnerability." This vulnerability is different from those described in CVE-2017-0143, CVE-2017-0144, CVE-2017-0145, and CVE-2017-0148.

CVE更新日: 2017-03-17 00:59:04.070000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 8.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-03-25

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.898620000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2017-0146の脆弱性に関する解説

CVE-2017-0146は、"EternalBlue"という名称で広く知られている、Microsoft WindowsのServer Message Block 1.0 (SMBv1)プロトコルに存在する深刻な脆弱性です。この脆弱性を悪用されると、リモートの攻撃者によって任意のコードが実行される可能性があります。

1. 脆弱性の概要

CVE-2017-0146は、Microsoft WindowsのSMBv1サーバーが特別に細工されたパケットを処理する方法の欠陥を悪用するリモートコード実行の脆弱性です。攻撃者はこの脆弱性を利用して、認証なしに標的のシステム上で任意のコードを実行し、システムを完全に制御する可能性があります。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、攻撃者はターゲットシステム上で任意のコードをリモートで実行できます。 これにより、以下のような重大な影響が生じる可能性があります。

  • 完全なシステム制御: 攻撃者はシステムを完全に掌握し、データの窃取、改ざん、破壊、または追加のマルウェアのインストールを行うことができます。
  • ネットワーク全体への拡散: EternalBlueを利用するマルウェア(WannaCryやNotPetyaなど)は、ネットワーク内で自己増殖する能力を持ち、感染したデバイスから他の脆弱なデバイスへと瞬く間に拡散する可能性があります。
  • ランサムウェア感染: WannaCryランサムウェアは、この脆弱性を利用して世界中に拡散し、甚大な被害をもたらしました。

1.2 深刻度

CVE-2017-0146の深刻度は非常に高いと評価されています。

  • CVSS v3: 基本評価値 8.8 (重要)
    • 攻撃元区分: ネットワーク
    • 攻撃条件の複雑さ: 低
    • 攻撃に必要な特権レベル: 低
    • 利用者の関与: 不要
    • 機密性への影響: 高
    • 完全性への影響: 高
    • 可用性への影響: 高
  • CVSS v2: 基本評価値 9.3 (危険)
    • 攻撃元区分: ネットワーク
    • 攻撃条件の複雑さ: 中
    • 攻撃前の認証要否: 不要
    • 機密性への影響: 全面的
    • 完全性への影響: 全面的
    • 可用性への影響: 全面的

これらの評価は、この脆弱性が認証なしでネットワーク経由で悪用可能であり、機密性、完全性、可用性のすべてに深刻な影響を与えることを示しています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

以下のMicrosoft WindowsのバージョンおよびエディションのSMBv1サーバーが影響を受けます。

  • Windows Vista SP2
  • Windows Server 2008 SP2 および R2 SP1
  • Windows 7 SP1
  • Windows 8.1
  • Windows Server 2012 Gold および R2
  • Windows RT 8.1
  • Windows 10 Gold (バージョン 1507)、1511、および 1607
  • Windows Server 2016

なお、Microsoftはサポート終了済みのOS(Windows XP, Windows 2003など)に対しても、異例のパッチを提供しました。

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、SMBv1プロトコルが有効になっている環境で影響を受けます。

  • Microsoft Server Message Block 1.0 (SMBv1) が有効になっていること。
  • ポート445 (SMB通信で使用されるポート) が外部に公開されていること。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性自体が悪用されたことによる直接的な兆候はシステムログなどに現れにくい場合がありますが、EternalBlueを悪用するマルウェア(WannaCryなど)に感染した場合には、以下のような兆候が見られることがあります。

  • ランサムウェアのメッセージ表示: 画面に身代金を要求するメッセージが表示される。
  • ファイルの暗号化: ファイル名が変更されたり、ファイルにアクセスできなくなったりする。
  • 不審なネットワーク通信: 通常とは異なる大量のネットワークトラフィックが発生したり、不審な外部への通信が観測されたりする。
  • システムパフォーマンスの低下: CPU使用率やディスクI/Oが異常に高くなる。
  • 予期しないシステム再起動やクラッシュ。

4. 推奨対策

4.1 本対策

最も重要な対策は、Microsoftが提供しているセキュリティ更新プログラムを適用することです。

  • セキュリティ更新プログラムの適用: Microsoftは、2017年3月のセキュリティ更新プログラム「MS17-010」(セキュリティ更新プログラムKB4013389など)でこの脆弱性に対応しています。対象となるOSのシステムに、速やかにこの更新プログラムを適用してください。
    • 各OSバージョンに対応する更新プログラムについては、Microsoftのセキュリティ情報「MS17-010」または「Security Update Guide」を参照してください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

セキュリティ更新プログラムの適用がすぐにできない場合、以下の暫定的な回避策を検討してください。

  • SMBv1の無効化: SMBv1プロトコルを使用していない環境であれば、SMBv1を無効にすることで、この脆弱性の悪用を防ぐことができます。Windows Vista以降のOSでSMBv1を無効にする方法は、Microsoftのサポート技術情報に記載されています。
  • ファイアウォールによるポート445のブロック: 外部からのポート445へのアクセスをファイアウォールでブロックする。これにより、インターネット経由での悪用を防ぐことができます。また、内部ネットワークにおいても、不必要なシステム間のSMB通信を制限することを検討してください。
  • 侵入検知/防御システム (IDS/IPS) の導入: 脆弱性を悪用しようとするトラフィックを検出・ブロックできるIDS/IPSを導入する。
  • ネットワークのセグメンテーション: 影響を受ける可能性のあるシステムを隔離し、ネットワークのセぐメンテーションを実施することで、攻撃の拡散を限定することができます。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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