CVE-2017-0101 の詳細
CVEの情報
説明:
The kernel-mode drivers in Transaction Manager in Microsoft Windows Vista SP2; Windows Server 2008 SP2 and R2; Windows 7 SP1; Windows 8.1, Windows Server 2012 Gold and R2, Windows RT 8.1; Windows 10 Gold, 1511, and 1607; and Windows Server 2016 allow local users to gain privileges via a crafted application, aka "Windows Elevation of Privilege Vulnerability."
CVE更新日: 2017-03-17 00:59:02.743000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2022-03-15
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.574820000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2017-0101に関する調査結果を以下に解説します。
1. 脆弱性の概要
1.1 影響
CVE-2017-0101は、Microsoft Windowsのカーネルモードドライバーに存在する特権昇格の脆弱性です。この脆弱性が悪用されると、ローカルの攻撃者が細工されたアプリケーションを介して特権を昇格させ、カーネルモードで任意のコードを実行したり、システムコンポーネントを操作したりする可能性があります。機密性、完全性、可用性のすべてに高い影響を及ぼします。
1.2 深刻度
この脆弱性の深刻度は「高」と評価されており、共通脆弱性評価システム(CVSS)v3.1のスコアは7.8です。 また、CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) の既知の悪用されている脆弱性カタログに掲載されており、実際の攻撃での悪用が確認されていることを示しています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
以下のMicrosoft Windowsのバージョンがこの脆弱性の影響を受けます。 * Windows Vista SP2 * Windows Server 2008 SP2 および R2 * Windows 7 SP1 * Windows 8.1 * Windows Server 2012 Gold および R2 * Windows RT 8.1 * Windows 10 Gold (初期リリース), 1511, 1607 * Windows Server 2016
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、Windows Transaction Managerのカーネルモードドライバーにおける、メモリ内のオブジェクトの不適切な処理(バッファオーバーフロー)に起因します。 特定の「設定」によって脆弱性が生じるというよりは、影響を受けるOSバージョンに存在する当該コンポーネントの構造的な欠陥が原因です。
3. 影響を受けた時の兆候 (IoC: Indicators of Compromise)
CVE-2017-0101に特化した明確な侵害の兆候は公開されていませんが、一般的に特権昇格の悪用や悪意のある活動の兆候として以下の点が挙げられます。 * 特権アカウントにおける異常なアクティビティや不審なサインイン試行。 * システムログに記録された異常なイベント。 * 予期しないプロセスの実行、システムクラッシュ、または異常なシステム動作。 * 不審な外部へのネットワークトラフィック。 * ファイルやレジストリの不審な変更。 * 異常なリソース消費。 * 悪意のあるファイルハッシュやドメイン/URLへの接続。 * 不審なレジストリまたはシステムファイルの変更。 * DNSリクエストの異常。
悪用が成功すると、攻撃者はカーネルモードで任意のコードを実行できるようになるため、システムの整合性や可用性に広範な影響が出る可能性があります。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Microsoftが提供するセキュリティ更新プログラムを速やかに適用することが推奨されます。 この脆弱性はCISAの既知の悪用されている脆弱性カタログに掲載されているため、直ちに対応することが非常に重要です。
4.2 暫定回避策(緩和策)
CVE-2017-0101に直接関連する具体的な暫定回避策は、公開情報からは確認できませんでした。一般的に、特権昇格の脆弱性に対しては、不審なアプリケーションの実行を避ける、最小特権の原則を徹底するなどの運用上の対策が考えられます。
参照したサイト
他に解説すべき観点