CVE-2016-5198 の詳細
CVEの情報
説明:
V8 in Google Chrome prior to 54.0.2840.90 for Linux, and 54.0.2840.85 for Android, and 54.0.2840.87 for Windows and Mac included incorrect optimisation assumptions, which allowed a remote attacker to perform arbitrary read/write operations, leading to code execution, via a crafted HTML page.
CVE更新日: 2017-01-19 05:59:00.213000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.8
KEVの情報
KEV更新日: 2022-06-08
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.341640000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2016-5198について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
Google ChromeのV8 JavaScriptエンジンにおける、誤った最適化の仮定に起因する脆弱性です。細工されたHTMLページを介して、リモートの攻撃者が任意の読み書き操作を実行し、結果としてコード実行に至る可能性があります。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって任意の読み書き操作が行われ、任意のコードが実行される可能性があります。 攻撃者は現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。
1.2 深刻度
CVSS v3の基本スコアは8.8(High)と評価されています。 Red Hatはこの脆弱性を「重要 (Important)」と分類しています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
以下のGoogle Chromeのバージョンが影響を受けます。
この脆弱性は、Chromiumを利用する複数のWebブラウザ(Google Chrome、Microsoft Edge、Operaなど)に影響を与える可能性があります。
2.2 影響を受ける設定
V8 JavaScriptエンジンの最適化における仮定に問題があるため、特定の「設定」が脆弱性を引き起こすわけではありません。細工されたHTMLページを処理するだけで脆弱性が誘発されます。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性は任意コード実行に繋がるため、攻撃が成功した場合、攻撃者がシステム上で任意のアクションを実行できる可能性があります。そのため、システムログに直接的な痕跡を残さずに悪用されることもあり、特定の兆候を一般的に観察することは困難です。ただし、この脆弱性の概念実証(PoC)によっては、V8エンジンがクラッシュする可能性があります。
4. 推奨対策
4.1 本対策
ベンダーの指示に従ってアップデートを適用することが主要な対策です。具体的には、以下のバージョン以降にGoogle Chromeを更新してください。
SUSEの場合、
chromium >= 54.0.2840.90-112.1への更新が推奨されています。4.2 暫定回避策(緩和策)
この脆弱性に対する具体的な暫定回避策や緩和策は、公開情報からは明確に提供されていません。 一般的なWebブラウザの脆弱性に対する緩和策として、信頼できないWebサイトへのアクセスを避ける、JavaScriptの無効化(Webサイトの機能に大きな影響を及ぼす可能性があります)などが考えられますが、本脆弱性に対する公式な緩和策としては提示されていません。
その他に解説すべき観点
参照したサイト