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CVE-2016-11021 の詳細

CVEの情報

説明:
setSystemCommand on D-Link DCS-930L devices before 2.12 allows a remote attacker to execute code via an OS command in the SystemCommand parameter.

CVE更新日: 2020-03-09 01:15:10.780000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.2

KEVの情報

KEV更新日: 2022-03-25

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.688700000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2016-11021に関する脆弱性調査結果を以下に解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2016-11021は、D-Link DCS-930LデバイスのsetSystemCommand機能におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性です。これにより、リモートの攻撃者がSystemCommandパラメータを介してOSコマンドを実行できる可能性があります。

  • 弱点区分 (CWE): CWE-78: Improper Neutralization of Special Elements used in an OS Command ('OS Command Injection')

1.1 影響 (Impact)

本脆弱性が悪用された場合、リモートからのコード実行が可能となります。 これは、デバイスの制御を奪取し、以下のような広範な影響を及ぼす可能性があります。

  • デバイスの大規模な侵害
  • DDoS攻撃のためのボットネット(例: TuxBot v3 Evolution/Akiruボットネット)への悪用
  • マルウェア(例: BotenaGo)によるIoTデバイスへの攻撃の一部として利用される可能性
  • 機密性への影響: 高 (High)
  • 完全性への影響: 高 (High)
  • 可用性への影響: 高 (High)

この脆弱性は、CISA(サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁)の既知の悪用されている脆弱性(KEV)カタログに掲載されており、実際に悪用が確認されています。

1.2 深刻度 (Severity)

  • CVSS v3.1 ベーススコア: 7.2 (High)
  • CVSS v3.1 ベクトル: CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
    • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク (Network)
    • 攻撃条件の複雑さ (AC): 低 (Low)
    • 必要な特権レベル (PR): 高 (High) - 一部の情報源では「リモートの攻撃者」と記載されていますが、CVSSスコアは「高」の特権が必要であることを示しています。これは、攻撃が成功するためには、何らかの認証または高い特権を持つ機能へのアクセスが必要である可能性を意味します。
    • ユーザー関与レベル (UI): 不要 (None)
    • スコープ (S): 変更なし (Unchanged)
    • 機密性への影響 (C): 高 (High)
    • 完全性への影響 (I): 高 (High)
    • 可用性への影響 (A): 高 (High)
  • EPSSスコア: 69% (EPSSパーセンタイル: 99%) (特定時点での情報) - これは、脆弱性が実際に悪用される可能性が高いことを示します。

2. 対象となる環境 (Affected Environment)

2.1 影響を受けるOSバージョン (Affected OS versions)

  • D-Link DCS-930L デバイスのバージョン2.12より前のファームウェアが影響を受けます。
  • 特定のOSバージョンについては言及されていません。これはデバイスのファームウェアの脆弱性です。

2.2 影響を受ける設定 (Affected configurations)

  • 本脆弱性は、D-Link DCS-930LデバイスのsetSystemCommand機能に存在します。
  • この機能の使用に関連する特定の設定に関する詳細な情報はありません。

3. 影響を受けた時の兆候 (Indicators of Compromise)

一般的な侵害の兆候に加えて、以下のような兆候が考えられます。

  • D-Link DCS-930Lデバイス上での不正なOSコマンドの実行や予期せぬ動作
  • 異常なネットワークトラフィック
  • 予期せぬソフトウェアのインストールや更新
  • 異常なDNSリクエスト
  • 特権昇格の試み
  • 該当製品がすでにサポート終了(EOL)であるにも関わらず使用され続けている場合、未対策の脆弱性が悪用されるリスクが高いことを示します。

4. 推奨対策 (Recommended Countermeasures)

4.1 本対策 (Main Countermeasures)

  • 製品の利用停止: 影響を受けるD-Link DCS-930L製品はサポート終了(EOL)しています。最も推奨される対策は、使用している場合は直ちにネットワークから切断することです。
  • ファームウェアの更新: 脆弱性はバージョン2.12より前のDCS-930Lデバイスに影響します。しかし、製品がEOLであるため、公式の修正ファームウェアが提供されていない可能性が高いです。

4.2 暫定回避策(緩和策) (Temporary Workarounds (Mitigations))

  • インターネットからの管理インターフェースの隔離: D-Link DCS-930Lデバイスの管理インターフェースをインターネットに公開しないようにしてください。
  • デバイスの特定と棚卸: ネットワーク内にDCS-930Lユニットが存在しないかスキャンし、影響を受ける可能性のあるデバイスを特定してください。
  • ネットワーク分離: 脆弱なデバイスを他の重要なシステムから分離するために、ネットワークセグメンテーションを実装してください。
  • 監視の強化: 不審なネットワークアクティビティや不正なコマンド実行の試みがないか、継続的に監視を行ってください。

その他解説すべき観点 (Other Points to Explain)

  • CISA KEVカタログへの登録: 本脆弱性は、CISAのKnown Exploited Vulnerabilities(KEV)カタログに2022年3月25日に追加されています。 これは、米国の連邦政府機関に対して2022年4月15日までに本脆弱性を修正するよう義務付けられたことを意味し、この脆弱性が実際に悪用されているため、組織における優先順位を高くすべき強力なシグナルとなります。
  • マルウェアとの関連: TuxBot v3 Evolution (Akiru)のようなIoTボットネットフレームワークによって悪用され、大規模なデバイス侵害やDDoS-for-hire作戦に利用されています。

参照したサイト (References)

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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