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CVE-2015-3246 の詳細

CVEの情報

説明:
libuser before 0.56.13-8 and 0.60 before 0.60-7, as used in the userhelper program in the usermode package, directly modifies /etc/passwd, which allows local users to cause a denial of service (inconsistent file state) by causing an error during the modification. NOTE: this issue can be combined with CVE-2015-3245 to gain privileges.

CVE更新日: 2015-08-11 14:59:07.040000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 5.1

KEVの情報

KEV更新日: 2026-08-26

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.085030000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2015-3246は、Linuxシステムにおけるユーザーおよびグループアカウントの管理に使用されるlibuserライブラリに存在する競合状態の脆弱性です。この脆弱性は、特にusermodeパッケージに含まれるuserhelperプログラムが/etc/passwdファイルを処理する方法に起因します。

1. 脆弱性の概要

libuserライブラリは、/etc/passwdファイルを直接変更する際に競合状態の脆弱性を抱えています。従来のプログラムが一時的なコピーを作成し、rename()関数を使用してアトミックに名前を変更するのに対し、libuserはファイルを直接編集します。この直接編集中にエラーが発生すると、/etc/passwdファイルが矛盾した状態になる可能性があります。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、以下のような影響が発生する可能性があります。 * /etc/passwdファイルの破損によるローカルでのサービス運用妨害(DoS)が発生し、システム認証およびユーザー管理機能が妨害される可能性があります。 * 特にCVE-2015-3245(GECOSフィールドの内容検証の欠陥)と組み合わせることで、認証されたローカルユーザーがroot権限への特権昇格を達成する可能性があります。

1.2 深刻度

  • Red Hatはこの脆弱性を「Important」(重要)な影響を持つと評価しています。
  • CVSSv3.1基本評価スコアは5.1(Medium)ですが、CVE-2015-3245と組み合わせると、その深刻度は大幅に上昇し、一般的にはHighまたはCriticalとして扱われます。
  • この脆弱性はCISAの「Known Exploited Vulnerabilities (KEV)」カタログに掲載されており、実世界で積極的に悪用されていることが確認されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、libuserライブラリとusermodeパッケージのuserhelperプログラムを使用するLinuxディストリビューションに影響を与えます。 * Red Hat Enterprise Linux 6および7。 * CentOS、Fedoraを含むRed Hat Enterprise Linuxおよびその派生ディストリビューション。 * Debian (Wheezy、Jessie)。 * openSUSE。 * Amazon Linux。 * 脆弱なlibuserのバージョンは以下の通りです。 * libuser 0.56.13-8より前のバージョン。 * libuser 0.60の0.60-7より前のバージョン。

2.2 影響を受ける設定

  • この脆弱性の悪用には、シェルアクセスを持つ認証されたローカルユーザーが必要です。
  • userhelperユーティリティがユーザー管理操作に使用されているシステムが影響を受けます。

3. 影響を受けた時の兆候

  • /etc/passwdファイルが破損している。
  • システム認証が機能しない。
  • すべてのユーザー管理操作が中断される。
  • システムログに/etc/passwdへの予期せぬ変更が記録されている。
  • 低い権限のユーザーアカウントによって異常なプロセス動作が開始されている。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • libuserおよびusermodeパッケージを修正済みバージョンに更新してください。
    • libuser 0.56.xブランチの場合、0.56.13-8以降に更新してください。
    • libuser 0.60.xブランチの場合、0.60-7以降に更新してください。
  • Red Hatが提供する修正パッチ(例: RHSA-2015-1482、RHSA-2015-1483)を適用してください。
  • Debianの場合、wheezy向けにDLA-468-1(バージョン1:0.56.9.dfsg.1-1.2+deb7u1)などの更新が利用可能です。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • ローカルユーザーアカウントを制限し、最小権限の原則を適用することで、システムへのローカルアクセスを制限してください。
  • 可能な限り、非管理者ユーザーに対するuserhelperユーティリティへのアクセスを制限してください。
  • /etc/passwdファイルが適切なファイルシステム権限や不変属性(OSがサポートしている場合)によって保護されていることを確認してください。
  • /etc/passwdへの予期せぬ変更がないかシステムログを監視してください。
  • 低い権限のユーザーアカウントによって開始された異常なプロセス動作を監視してください。

他に解説すべき観点

  • CISA KEVへの登録: この脆弱性はCISAの既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)に登録されており、実世界での活発な悪用が確認されています。これにより、米国連邦政府機関は特定の期限(例えば、2026年9月9日)までにこの脆弱性に対処することが義務付けられています。
  • 公開エクスプロイトの存在: MetasploitモジュールやExploitDBのエントリなど、この脆弱性に対する公開されたエクスプロイトが存在します。
  • CVE-2015-3245との関連: CVE-2015-3246は、別の脆弱性であるCVE-2015-3245と組み合わせることで、特権昇格の可能性が大幅に高まるため、総合的なリスクが劇的に増加します。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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