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CVE-2014-1776 の詳細

CVEの情報

説明:
Use-after-free vulnerability in Microsoft Internet Explorer 6 through 11 allows remote attackers to execute arbitrary code or cause a denial of service (memory corruption) via vectors related to the CMarkup::IsConnectedToPrimaryMarkup function, as exploited in the wild in April 2014. NOTE: this issue originally emphasized VGX.DLL, but Microsoft clarified that "VGX.DLL does not contain the vulnerable code leveraged in this exploit. Disabling VGX.DLL is an exploit-specific workaround that provides an immediate, effective workaround to help block known attacks."

CVE更新日: 2014-04-27 10:55:03.340000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-01-28

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.826820000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2014-1776は、Microsoft Internet Explorerに存在する深刻な脆弱性です。

1. 脆弱性の概要

CVE-2014-1776は、Microsoft Internet ExplorerのUse-After-Free(解放済みメモリ使用)の脆弱性です。これは、すでに解放されたメモリを不適切に再利用することで、リモートの攻撃者が任意のコードを実行したり、サービス拒否(メモリ破損)を引き起こしたりする可能性がある問題です。

1.1 影響 この脆弱性が悪用された場合、攻撃者は現在のユーザーと同じユーザー権限を取得し、アプリケーションプログラムを異常終了させたり、PCを制御したりする可能性があります。特別に細工されたWebページをユーザーが閲覧することで、任意のコードが実行される可能性があります。

1.2 深刻度 この脆弱性は「緊急」と評価されており、CVSS v2.0の基本値は9.3(AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C)です。また、CVSS v3のスコアは9.8(Critical)とされています。この脆弱性は2014年4月に「Operation Clandestine Fox」と名付けられた標的型攻撃で既に悪用が確認されており、悪用コードの存在が指摘されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン Microsoft Internet Explorer 6から11までの全てのバージョンが影響を受けます。この脆弱性は、すでにサポートが終了していたWindows XP上のIEも対象となっていました。

2.2 影響を受ける設定 脆弱性はMSHTML.dll内のCMarkup::IsConnectedToPrimaryMarkup関数に関連するUse-After-Freeエラーに起因します。攻撃には、Adobe Flashの脆弱性(CVE-2014-0515)と悪意のあるSWFファイルを組み合わせることで、ASLR(Address Space Layout Randomization)やDEP(Data Execution Prevention)といったセキュリティ保護メカニズムをバイパスする手法が用いられました。当初、VGX.DLLが強調されましたが、MicrosoftはVGX.DLL自体に脆弱なコードは含まれていないものの、それを無効にすることが既知の攻撃をブロックするための回避策として有効であると説明しました。

3. 影響を受けた時の兆候

  • セキュリティソフトウェアからの警告が表示される可能性があります。
  • Internet Explorerやその他のアプリケーションが異常終了したり、クラッシュしたりする可能性があります。
  • 攻撃者によってコンピュータが制御される可能性があります。
  • 特別に細工されたWebページを閲覧した後に、意図しない動作やプログラムの実行が発生する可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策 Microsoftから提供されているセキュリティ更新プログラム「MS14-021」を適用することが最も重要な対策です。この更新プログラムは、Windows Updateを通じて適用されます。Windows XPについても、例外的に修正プログラムが提供されました。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) の使用: EMET 4.1または5.0をInternet Explorerの保護に設定することで、悪用を軽減できるとされています。
  • 拡張保護モードの有効化: Internet Explorer 10以降で利用可能な「拡張保護モード」を有効にします。これには、Internet Explorerで64ビットプロセスを有効にすることも含まれます。
  • Flashプラグインの更新または無効化: Adobe Flashブラウザプラグインを最新バージョン(Windows/Mac版は13.0.0.206、Linux版は11.2.202.356)にアップグレードするか、アップグレードが不可能な場合はFlashブラウザプラグインを無効にします。
  • VGX.DLLの無効化: VGX.DLLを無効にすることも、既知の攻撃をブロックするための回避策として有効です。
  • Internet Explorerのセキュリティレベルを「高」に設定: インターネットゾーンおよびローカルイントラネットゾーンのセキュリティレベルを「高」に変更し、ActiveXコントロールやスクリプトの実行を制限します。
  • アクティブスクリプトの無効化: 重要なゾーンでアクティブスクリプトを無効にします。
  • VGX.DLLのACL権限の制限: VGX.DLLへのアクセス制御リスト(ACL)に制限を適用します。
  • 代替ブラウザの使用: FirefoxやGoogle Chromeなどの別のWebブラウザを一時的に利用することも推奨されます。
  • 不審なメールやリンクの回避: 標的型メールを介した攻撃が多いため、不審なメールを開いたり、記載されたリンクをクリックしたりしないように注意が必要です。

5. 他に解説すべき観点

  • 脆弱性の種類: Use-After-Free(解放済みメモリ使用)
  • 悪用された攻撃名: 「Operation Clandestine Fox」
  • 悪用技術: 攻撃では、Use-After-Freeの脆弱性に加えて、ヒープスプレー(Heap spray)やROP(Return-oriented Programming)といった高度な技術が利用され、ASLRやDEPなどのセキュリティ機構をバイパスしていました。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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