Trusted Design

CVE-2014-0497 の詳細

CVEの情報

説明:
Integer underflow in Adobe Flash Player before 11.7.700.261 and 11.8.x through 12.0.x before 12.0.0.44 on Windows and Mac OS X, and before 11.2.202.336 on Linux, allows remote attackers to execute arbitrary code via unspecified vectors.

CVE更新日: 2014-02-05 05:15:29.897000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2024-09-17

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.998790000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2014-0497について、以下の観点で解説します。


1. 脆弱性の概要

CVE-2014-0497は、Adobe Flash Playerにおける整数アンダーフローの脆弱性です。この脆弱性は、細工されたActionScriptを含むSWFファイルを作成することで悪用される可能性があります。遠隔の攻撃者が任意のコードを実行したり、サービス拒否(アプリケーションのクラッシュ)を引き起こす可能性があります。

この脆弱性は、CWE-191: Integer Underflow (Wrap or Wraparound) として分類されています。

1.1 影響 * 任意コード実行: 攻撃者は脆弱なシステム上で任意のコードを実行できる可能性があります。 * サービス拒否 (DoS): 攻撃の試行が失敗した場合、アプリケーションがクラッシュする可能性があります。 * メモリ破損: 整数アンダーフローがバッファオーバーフローなどの他の条件を引き起こした場合、さらなるメモリ破損が発生する可能性があります。 * 機密性、完全性、可用性の侵害: システムの機密性、完全性、可用性が影響を受ける可能性があります。 * この脆弱性は、米国のCISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) の「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」に掲載されており、実世界で悪用されていることが確認されています。

1.2 深刻度 * CVSS v2.0 Base Score: 10.0 (Critical) * CVSS v3.1 Base Score: 9.8 (Critical) * EPSS (Exploit Prediction Scoring System): 99.9% (攻撃される可能性が非常に高いことを示します) * Red Hatの評価では、CVSS v2スコアは6.8(Critical)ですが、ベンダー固有の要因によりNVDなどのスコアと異なる場合がある点に注意が必要です。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン Adobe Flash Playerの以下のバージョンが影響を受けます。 * WindowsおよびMac OS X: * Adobe Flash Player 11.7.700.261より前のバージョン * Adobe Flash Player 11.8.xから12.0.xまでのバージョンで、12.0.0.44より前のバージョン (具体的には、WindowsおよびMacintosh版のFlash Player 12.0.0.43以前のバージョン、およびFlash Player 11.7.xの更新版として11.7.700.261より前のバージョンが該当します。) * Linux: * Adobe Flash Player 11.2.202.336より前のバージョン (具体的には、Linux版のFlash Player 11.2.202.335以前のバージョンが該当します。)

統合されたFlash Playerのバージョンも影響を受けます。 * Google Chrome: Flash Player 12.0.0.41以前のバージョンが統合されているGoogle Chrome * Internet Explorer 10および11: Windows 8.0および8.1に搭載されているInternet Explorer 10および11に統合されているFlash Player 12.0.0.38以前のバージョン

2.2 影響を受ける設定 本脆弱性は、特定のFlash Playerのバージョンに内在するものであり、特定の「設定」によって脆弱性が有効になったり無効になったりするものではありません。影響を受けるのは、上記のバージョンを使用している環境です。したがって、特定の「影響を受ける設定」については不明です。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性は遠隔からの任意コード実行やサービス拒否を引き起こす可能性があるため、以下のような兆候が考えられます。 * アプリケーションの予期せぬクラッシュ: 特にWebサイト閲覧中にFlashコンテンツが表示されるとクラッシュする。 * 不審な挙動: 不明なプロセスが実行される、システムの動作が不安定になる、意図しないWebサイトにリダイレクトされるなど、通常のシステム動作と異なる不審な挙動が見られる。 * ネットワークトラフィックの異常: 攻撃者がシステムを制御した場合、外部への不審な通信が発生する可能性があります(SonicWallは特定のIPS/GAVシグネチャによる検知を挙げています)。

4. 推奨対策

4.1 本対策 * Flash Playerのアンインストール: Adobe Flash Playerは2020年末にサポートを終了しており、新規の脆弱性に対するパッチは提供されません。 このため、影響を受けるFlash Playerのバージョンがインストールされている場合は、直ちにアンインストールすることが最も推奨される対策です。 * 代替技術への移行: Flashベースのアプリケーションやコンテンツを使用している場合は、HTML5、WebGL、WebAssemblyなどの標準ベースのより安全な技術へ移行する必要があります。

過去のパッチ情報(参考として): * WindowsおよびMac OS X: Adobe Flash Playerをバージョン12.0.0.44または11.7.700.261以降にアップデートする。 * Linux: Adobe Flash Playerをバージョン11.2.202.336以降にアップデートする。 * Google ChromeおよびInternet Explorer 10/11にバンドルされているFlash Playerは、ブラウザの更新によって自動的にアップデートされます。

4.2 暫定回避策(緩和策) 根本的な解決策はFlash Playerのアンインストールですが、それがすぐにできない場合の暫定的な緩和策としては以下が挙げられます。 * Flashコンテンツのブロック: ブラウザ設定や拡張機能を利用して、Flashコンテンツの自動実行をブロックする。 * 信頼できないWebサイトの閲覧を避ける: 悪意のあるFlashコンテンツを含む可能性のある、信頼できないWebサイトへのアクセスを避ける。 * ネットワークレベルでの防御: SonicWallが提供するような、攻撃トラフィックを検知・ブロックするIPS/GAVシグネチャを導入する。

他に解説すべき観点

  • CISA KEV (Known Exploited Vulnerabilities) Catalogへの登録: この脆弱性は2024年9月17日にCISAのKnown Exploited Vulnerabilities Catalogに追加され、2024年10月8日までに修正するよう求められました。 これは、この脆弱性が実際に攻撃で悪用された履歴があることを意味しており、非常に高いリスクとして認識すべきです。
  • 製品のEoL (End-of-Life) / EoS (End-of-Service): Adobe Flash Playerは既にEOL/EOSとなっており、サポートが終了しています。このため、新たな脆弱性が見つかってもパッチが提供されることはなく、使い続けることは常にリスクを伴います。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る