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CVE-2014-0160 の詳細

CVEの情報

説明:
The (1) TLS and (2) DTLS implementations in OpenSSL 1.0.1 before 1.0.1g do not properly handle Heartbeat Extension packets, which allows remote attackers to obtain sensitive information from process memory via crafted packets that trigger a buffer over-read, as demonstrated by reading private keys, related to d1_both.c and t1_lib.c, aka the Heartbleed bug.

CVE更新日: 2014-04-07 22:55:03.893000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.5

KEVの情報

KEV更新日: 2022-05-04

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.999990000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2014-0160は、通称「Heartbleed(ハートブリード)」と呼ばれるOpenSSLの重大な脆弱性です。この脆弱性は、TLS/DTLS(Transport Layer Security/Datagram Transport Layer Security)のHeartbeat(ハートビート)拡張の実装に存在するバグによって引き起こされました。

1. 脆弱性の概要

TLS/DTLS Heartbeat拡張機能の不適切な実装により、攻撃者がサーバのメモリ内容を最大64KBずつ読み取ることが可能になります。これは、Heartbeatリクエストのペイロード長を偽装することで発生するバッファオーバーリードの脆弱性です。サーバは、要求されたペイロードの実際の長さよりもはるかに長いデータをメモリから読み取り、その内容を応答として返してしまいます。

1.1 影響

攻撃者は認証なしに、以下の機密情報をサーバのメモリから窃取できる可能性があります。 * SSL/TLSの秘密鍵 * ユーザー名、パスワード、セッションクッキー * クレジットカード情報などの機密データ * その他、メモリ内に存在する任意の情報

この脆弱性は、通信の機密性だけでなく、認証やシステム全体の整合性にも影響を及ぼす可能性があります。

1.2 深刻度

CVSS v2スコアは「高 (High)」または「重要 (Important)」と評価されています。 一般的には「重大 (Critical)」な脆弱性と認識されており、その影響の広さからサイバーセキュリティ史上最も深刻な脆弱性の一つとされています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

特定のOSバージョンに限定されず、脆弱性のあるOpenSSLライブラリを使用しているすべてのシステムが影響を受けます。 多くのLinuxディストリビューションが影響を受けました。 * 影響を受ける可能性のあるOS(脆弱なOpenSSLバージョンを使用している場合): * RHEL (Red Hat Enterprise Linux) 6.5, 7 Beta * CentOS 6.5 * Fedora 19, 20 * OpenSUSE 12.2 * Debian (wheezyを含むテスト版・不安定版) * Ubuntu 12.04 LTS, 12.10, 13.10 * FreeBSD 8〜10.0 * DragonFlyBSD 3.6.1 * NetBSD 6 * Gentoo Linux * Solaris 11.2 * Oracle Linux 6 * Android 4.1.1

WindowsやiOSはOpenSSLを直接使用していないため、OS自体は影響を受けないとされていますが、これらのOS上で動作するアプリケーションが脆弱なOpenSSLバージョンを使用している場合は影響を受ける可能性があります。

2.2 影響を受ける設定

  • 影響を受けるOpenSSLバージョン:
    • OpenSSL 1.0.1 から 1.0.1f まで(1.0.1gより前のすべてのバージョン)
    • OpenSSL 1.0.2-beta1(1.0.2-beta2で修正)
  • 影響を受ける可能性のあるアプリケーション/サービス:
    • Apache, NginxなどのWebサーバ
    • メールサーバ
    • OpenVPNなどのVPNソフトウェア
    • ルーターやその他のインターネット接続機器
    • Apache Tomcatがtcnative(Tomcat Native)と組み合わせて使用されている場合、tcnative 1.1.24 - 1.1.29が脆弱性の影響を受けます。
    • F5 BIG-IPの仮想サーバで、デフォルトのNative SSL暗号ではなくCOMPAT SSLスタックからの暗号を使用するように構成されたSSLプロファイルを使用している場合。
    • Heartbeat拡張機能が有効になっている場合。

3. 影響を受けた時の兆候

Heartbleed脆弱性は、攻撃が行われた際にほとんどログに残らないため、痕跡を特定することが非常に困難です。 しかし、以下のような兆候が挙げられます。 * SSL/TLSログにおける異常なHeartbeatパケットサイズや、繰り返される異常なリクエスト * 既知のOpenSSL脆弱性からの不規則なネットワークトラフィック * 有効なセッションキーの異常な使用 * システムのプライベートメモリを繰り返し読み取る不審なアクティビティ

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • OpenSSLのバージョンアップ: 脆弱性が修正されたバージョン(OpenSSL 1.0.1g 以降、または 1.0.2-beta2 以降)に速やかにアップグレードします。
  • 秘密鍵と証明書の再発行: 脆弱な期間中に秘密鍵が漏洩した可能性があるため、すべてのSSL/TLS証明書を再発行し、新しい秘密鍵に更新します。
  • パスワードのリセット: ユーザーのパスワードが漏洩した可能性があるため、すべてのユーザーにパスワードの変更を強制します。
  • セッションCookieの無効化: 漏洩したセッションCookieが悪用されるのを防ぐため、既存のセッションを無効化します。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • Heartbeat拡張の無効化: OpenSSLを再コンパイルする際に-DOPENSSL_NO_HEARTBEATSパラメータを使用し、Heartbeat拡張を無効にします。
  • IDS/IPS、ネットワークパケット監視の導入/強化: 不審なHeartbeatアクティビティや異常なトラフィックを検知するために、IDS/IPSやネットワークパケット監視を導入または強化します。

参照サイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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