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CVE-2013-2729 の詳細

CVEの情報

説明:
Integer overflow in Adobe Reader and Acrobat 9.x before 9.5.5, 10.x before 10.1.7, and 11.x before 11.0.03 allows attackers to execute arbitrary code via unspecified vectors, a different vulnerability than CVE-2013-2727.

CVE更新日: 2013-05-16 11:45:31.263000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-03-28

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.665550000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2013-2729に関する脆弱性の調査結果を以下に解説します。

1. 脆弱性の概要

Adobe ReaderおよびAcrobatにおける整数オーバーフローの脆弱性です。攻撃者は未指定のベクトルを介して任意のコードを実行する可能性があります。この脆弱性はCVE-2013-2727とは異なるものです。

1.1 影響

攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、影響を受けるシステムを完全に制御できる可能性があります。これには、プログラムのインストール、データの閲覧・変更・削除、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成などが含まれます。 また、エクスプロイトの試行が失敗した場合、サービス運用妨害(アプリケーションのクラッシュ)が発生する可能性もあります。 CISAの既知の悪用された脆弱性カタログに含まれており、実際に悪用が確認されています。 悪意のあるPDFファイルを通じて、ZeuS-P2P/Gameoverのようなマルウェアがドロップされる事例が報告されています。

1.2 深刻度

  • NVD CVSS v2 基本評価値: 10.0 (緊急)
  • NVD CVSS v3.1 基本評価値: 9.8 (緊急)
  • Red Hat CVSS v2 基本評価値: 6.8 (緊急)
    • Red Hatのスコアは、オープンソースコンポーネントにおけるベンダー固有の要因(バージョンやビルドチェーンなど)によってNVDや他のベンダーと異なる場合があることに注意が必要です。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性はAdobe ReaderおよびAcrobatに固有のものであり、特定のOSバージョンに直接関連するものではありません。しかし、以下のOS上で動作する影響を受けるAdobe製品が対象となります。

  • Red Hat Enterprise Linux 5 (Acroreadを使用している場合)
  • Red Hat Enterprise Linux 6 (Acroreadを使用している場合)
  • SUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP4
  • SUSE Linux Enterprise Desktop 11 SP2

2.2 影響を受ける設定

以下のバージョンのAdobe ReaderおよびAcrobatが影響を受けます。

  • Adobe ReaderおよびAcrobat 9.x (9.5.5より前のバージョン)
  • Adobe ReaderおよびAcrobat 10.x (10.1.7より前のバージョン)
  • Adobe ReaderおよびAcrobat 11.x (11.0.03より前のバージョン)

攻撃は、Adobe Readerのバージョン9.3.0.3から11.0.0.1までの23の異なるバージョンを対象とすることが確認されています。

3. 影響を受けた時の兆候

  • 不審なプログラムのインストール、データの不正なアクセス・変更・削除、または新しいユーザーアカウントの作成など、予期しないシステム動作が発生する可能性があります。
  • アプリケーションのクラッシュ(サービス運用妨害)が発生する可能性があります。
  • CISAの既知の悪用された脆弱性カタログへの登録は、この脆弱性が実際に悪用されていることを示しています。
  • 2014年5月以降、日本国内でこの脆弱性を悪用するウイルスの感染拡大が確認されています。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • ベンダーの指示に従ってアップデートを適用してください。
  • Adobe ReaderおよびAcrobatを、以下のバージョン以降にアップデートしてください。
    • Adobe ReaderおよびAcrobat 9.5.5
    • Adobe ReaderおよびAcrobat 10.1.7
    • Adobe ReaderおよびAcrobat 11.0.03

4.2 暫定回避策(緩和策)

この脆弱性に対する直接的な暫定回避策は明示されていませんが、一般的な緩和策として以下が挙げられます。

  • 悪意のあるソフトウェアや未承認のプログラムの実行を防ぐため、ホワイトリスト方式でアプリケーションの実行を制限すること。ホワイトリスト方式は、指定したプログラムのみ実行可能として、それ以外のプログラムすべて(悪意あるソフトウェアを含む)を遮断できるため、強力なセキュリティ対策の一つです。
  • ウイルス対策ソフトウェアの定義ファイルを常に最新の状態に保つこと。ESET製品は、2014年2月7日以降のウイルス定義データベースでこの脆弱性を悪用するウイルスを検出していました。
  • 信頼できないPDFドキュメントを開く際には注意を払うこと。

参照したサイト

その他解説すべき観点

  • CWE (Common Weakness Enumeration): CWE-189 (Integer Overflow or Wraparound) に分類されます。
  • 悪用状況: CISAのKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログに「2022-03-28」に追加されており、実際に攻撃で悪用された証拠があることが示されています。これは、CVSSスコア単独よりも強い脅威の指標となります。
  • 攻撃手法の詳細(未指定のベクトル): 脆弱性の概要では「未指定のベクトル」とされていますが、PDFファイルを介して悪用され、JavaScriptコードやBase64エンコードされたイメージを含むXFAフォームが悪用されている事例が報告されています。

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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