CVE-2013-2094 の詳細
CVEの情報
説明:
The perf_swevent_init function in kernel/events/core.c in the Linux kernel before 3.8.9 uses an incorrect integer data type, which allows local users to gain privileges via a crafted perf_event_open system call.
CVE更新日: 2013-05-14 20:55:01.527000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.4
KEVの情報
KEV更新日: 2022-09-15
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.477090000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2013-2094は、Linuxカーネルに存在する権限昇格の脆弱性です。以下に詳細を解説します。
1. 脆弱性の概要
1.1 影響
Linuxカーネルの
perf_swevent_init関数における不適切な整数データ型の使用により、ローカルユーザーが細工されたperf_event_openシステムコールを介して権限を昇格できる脆弱性です。攻撃者は、これにより不正な(root)権限を取得し、システムの不正アクセス、システムの侵害、任意のコード実行、マルウェアのインストール、システム設定の操作、サービスの妨害などにつながる可能性があります。1.2 深刻度
この脆弱性の深刻度は「高」と評価されています。CVSSv2の基本スコアは8.4(NVD)、Red HatによるCVSSv3.1のスコアも8.4です。この脆弱性はCISAの既知の悪用されている脆弱性(KEV)カタログにリストされており、実際に悪用されていることが確認されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
Linuxカーネルのバージョン3.8.9より前が影響を受けます。具体的には、カーネルバージョン2.6.37から3.8.9までが脆弱です。CentOSなど一部のディストリビューションでは、2.6.32にもこの脆弱性がバックポートされています。
また、Android 4.0(Ice Cream Sandwich)および4.1/4.2(Jelly Bean)は、一般的にカーネル3.0または3.4を使用しているため、この脆弱性の影響を受ける可能性が高いとされています。Red Hat Enterprise Linux 6(6.0を除く)も影響を受け、RHSA-2013:0830などの修正が提供されました。
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、カーネルが
PERF_EVENTSオプションを有効にしてコンパイルされている場合に存在します。これは多くのLinuxディストリビューションで一般的な設定です。 脆弱性の根本原因は、kernel/events/core.c内のperf_swevent_init関数が、ユーザー空間から渡される64ビットのattribute configurationを適切に処理せず、不適切な整数データ型を使用していることにあります。これにより、perf_swevent_enabled配列への範囲外アクセスが発生します。3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性はローカルでの権限昇格であるため、攻撃者は事前にシステムへのローカルアクセスが必要です。 この脆弱性自体が悪用された際に、システムが異常動作するなどの直接的な兆候は、検索結果には明示されていません。主な影響は、攻撃者がroot権限を獲得することであり、その後、不正なデータアクセスやシステム設定の変更、マルウェアのインストールといった二次的な活動が行われる可能性があり、それらの活動に起因する兆候が現れることがあります。
4. 推奨対策
4.1 本対策
perf_swevent_init関数内のevent_idのデータ型をintからu64に変更することで行われます。4.2 暫定回避策(緩和策)
5. 他に解説すべき観点
参照したサイト