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CVE-2012-4792 の詳細

CVEの情報

説明:
Use-after-free vulnerability in Microsoft Internet Explorer 6 through 8 allows remote attackers to execute arbitrary code via a crafted web site that triggers access to an object that (1) was not properly allocated or (2) is deleted, as demonstrated by a CDwnBindInfo object, and exploited in the wild in December 2012.

CVE更新日: 2012-12-30 18:55:01.477000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 8.8

KEVの情報

KEV更新日: 2024-07-23

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.788230000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2012-4792に関する脆弱性調査結果を以下に解説します。


1. 脆弱性の概要

CVE-2012-4792は、Microsoft Internet Explorer 6から8に存在するUse-after-free(解放後使用)の脆弱性です。細工されたWebサイトを介して、リモートの攻撃者が任意のコードを実行できる可能性があります。この脆弱性は、2012年12月にすでに実世界で悪用が確認されていました。

1.1 影響

この脆弱性が悪用された場合、リモートの認証されていない攻撃者が任意のコードを実行したり、サービス拒否 (Denial of Service) 状態を引き起こしたり、ファイルやシステムへの不正アクセスを行う可能性があります。 攻撃者が脆弱性を悪用すると、現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。

1.2 深刻度

  • CVSS v2 基本評価値: 9.3 (危険 - High)
  • CISA (米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁) は、この脆弱性を「高 (High)」の深刻度と評価し、「既知の悪用された脆弱性 (Known Exploited Vulnerabilities, KEV)」カタログに追加しています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

  • Microsoft Internet Explorer 6
  • Microsoft Internet Explorer 7
  • Microsoft Internet Explorer 8
    • 特にWindows XP SP3およびIE 8でテストされ、Windows XPまたはWindows 7上のInternet Explorer 8が攻撃対象とされたことが報告されています。
  • Windows XP の全エディション (セキュリティ更新プログラムの展開対象として言及)
  • Internet Explorer 9 および 10 はこの脆弱性の影響を受けません。

2.2 影響を受ける設定

  • 細工されたWebサイトの閲覧によって悪用されます。
  • 細工されたHTMLドキュメントやOfficeファイルを閲覧することで、任意のコードが実行される可能性があります。
  • SharePoint.OpenDocuments (Office 2007/2010版) のようなActiveXコントロールが悪用され、これらはデフォルトで許可なく実行されます。
  • Windows Server 2003、2008、2008 R2、および2012では、Internet Explorerのセキュリティ強化の構成 (Enhanced Security Configuration) が有効になっている場合、脆弱性が軽減されます。

3. 影響を受けた時の兆候

  • 任意のコードが実行される可能性があります。
  • サービス運用妨害やファイル、システムへの不正アクセスが発生する可能性があります。
  • 攻撃が成功すると、システム上でアクセス違反 (Access violation - code c0000005) が発生することが観測されています。
  • マルウェア(リモートアクセス型トロイの木馬の可能性あり)がシステムに投下されることがあります。
  • 本脆弱性を悪用した標的型攻撃が、Council on Foreign Relations (外交問題評議会) のウェブサイトで確認されています。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Microsoft Security Bulletin MS13-008を適用してください。この更新プログラムは、CButtonのUse-after-free脆弱性に対処します。
  • 可能な限り速やかにWindows Updateを実行し、MS13-008の更新を適用することをUS-CERTが推奨しています。
  • 影響を受ける製品 (Internet Explorer 6~8) が現在も使用されており、かつ製品のライフサイクルが終了している場合、その製品はネットワークから切断されるべきです。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • Internet Explorer 9以降のバージョンにアップグレードするか、Google Chrome、Firefox、Operaなどの別のWebブラウザを使用してください。ただし、IEエンジンを使用するブラウザは同様の影響を受ける可能性があります。
  • Microsoft Fix it 50971 ("MSHTML Shim 回避策") を適用してください。
  • Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) を適用することを検討してください。当初は有効性が不明でしたが、後にEMET 3.5による回避策の設定方法が公開されました。
  • Flash ActiveXコントロールを無効にしてください。
  • Javaプラグインを無効にしてください。
  • Internet ExplorerでHTMLメールメッセージを「信頼済みサイト」ゾーンではなく、「制限付きサイト」ゾーンで開くように設定することで、リスクを軽減できます。

他に解説すべき観点

  • ゼロデイ脆弱性: この脆弱性は、発見された当初は修正パッチが提供されていないゼロデイ脆弱性でした。
  • 実世界での悪用: 発見当時から活発に悪用されており、標的型攻撃に利用されていました。
  • CISA KEVカタログへの追加: 米国CISAは、2024年7月23日にこの脆弱性を既知の悪用された脆弱性(KEV)カタログに追加しました。連邦政府機関は、2024年8月13日までにこの脆弱性に対処することが義務付けられています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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