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CVE-2012-1854 の詳細

CVEの情報

説明:
Untrusted search path vulnerability in VBE6.dll in Microsoft Office 2003 SP3, 2007 SP2 and SP3, and 2010 Gold and SP1; Microsoft Visual Basic for Applications (VBA); and Summit Microsoft Visual Basic for Applications SDK allows local users to gain privileges via a Trojan horse DLL in the current working directory, as demonstrated by a directory that contains a .docx file, aka "Visual Basic for Applications Insecure Library Loading Vulnerability," as exploited in the wild in July 2012.

CVE更新日: 2012-07-10 21:55:05.587000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2026-04-13

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.208670000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2012-1854は、Microsoft Visual Basic for Applications (VBA) に存在する、安全でないライブラリ読み込みの脆弱性です。

1. 脆弱性の概要

CVE-2012-1854は、Microsoft OfficeおよびVisual Basic for Applications (VBA) のVBE6.dllにおける信頼できない検索パスの脆弱性です。これは「Visual Basic for Applications Insecure Library Loading Vulnerability」としても知られています。攻撃者は、現在の作業ディレクトリにトロイの木馬DLLを配置し、ユーザーが正規のMicrosoft Officeファイル(例:.docxファイル)を開くことで、ローカルユーザーが権限を昇格することを可能にします。この脆弱性は、2012年7月には既に限定的な標的型攻撃で悪用が確認されていました。

1.1 影響

この脆弱性が悪用された場合、ユーザーが悪意を持って細工されたダイナミックリンクライブラリ (DLL) ファイルと同じディレクトリにある正規のMicrosoft Officeファイルを開くと、リモートコードが実行される可能性があります。攻撃者は、影響を受けるシステムを完全に制御できるようになり、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成が可能になります。システム上でより少ないユーザー権限で運用しているユーザーは、管理者権限で運用しているユーザーよりも影響が少ない可能性があります。

1.2 深刻度

  • NVD (CVSS v3.1): 基本スコア 7.8 (High)。
    • ベクトル: AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H。
  • NVD (CVSS v2.0): 基本スコア 6.9 (Medium)。
    • ベクトル: AV:L/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C。
  • 一部のソースではCVSSスコア9.5 (Critical) と報告されています。
  • CISAのKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに掲載されており、実際に悪用されていることが確認されています。

2. 対象となる環境

この脆弱性は、Microsoft Office製品およびVisual Basic for Applications (VBA) に影響を与えます。

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、特定のOSバージョンに直接関連するものではなく、以下のMicrosoft Office製品のバージョンおよびコンポーネントに存在します。 * Microsoft Office 2003 SP3 * Microsoft Office 2007 SP2 および SP3 * Microsoft Office 2010 Gold および SP1 * Microsoft Visual Basic for Applications (VBA) * Summit Microsoft Visual Basic for Applications SDK

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、VBE6.dllが外部ライブラリを読み込む際のデフォルトの動作に起因しています。攻撃が成功するには、ユーザーが攻撃者が悪意のあるDLLを書き込めるディレクトリからドキュメントを開く必要があります。ユーザーの操作が必要です。

3. 影響を受けた時の兆候

明示的な「影響を受けた時の兆候」はセキュリティ情報には詳細に記載されていません。しかし、この脆弱性が悪用された場合、任意のコード実行につながるため、以下のような予期せぬシステムの動作が兆候として現れる可能性があります。 * 身に覚えのないプログラムのインストール * データの改ざん、削除、または情報漏洩 * 予期しない新しいユーザーアカウントの作成 * システムパフォーマンスの低下やアプリケーションの異常終了

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Microsoft Security Bulletin MS12-046で提供されているセキュリティ更新プログラムを適用してください。これには、パッチKB2596744, KB2598243, KB2553447, KB2687626, およびKB2688865が含まれます。
  • Microsoft Office 2003、2007、および2010はサポート期間が終了しているため、サポートされているバージョンへの移行を検討することが強く推奨されます。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • WebDAVおよびリモートネットワーク共有からのライブラリの読み込みを無効にします。
  • WebClientサービスを無効にします。
  • ファイアウォールでTCPポート139および445をブロックします。これにより、Server Message Block (SMB) を介した潜在的な攻撃経路が制限されます。
  • 信頼できない共有フォルダから直接ドキュメントを開くことを避けてください。
  • システムでのユーザー権限を最小限に設定することで、攻撃を受けた際の影響を軽減できます。

5. 他に解説すべき観点

  • CISA KEVへの掲載: この脆弱性は、米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁 (CISA) のKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに掲載されており、広範囲で積極的に悪用されていることが確認されています。
  • ユーザーの操作が必要: 脆弱性の悪用にはユーザーの操作が必要です。具体的には、ユーザーが悪意のあるファイルを開く必要があります。
  • ローカルアクセスとリモート攻撃: 攻撃者が悪意のあるDLLを配置するには、通常ローカルアクセスが必要ですが、ユーザーがトロイの木馬DLLを含む信頼できないリモートファイルシステムまたはWebDAV共有にアクセスしてファイルを開いた場合、リモートコード実行が発生する可能性があります。

参照したサイト

NVDサイト

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