CVE-2011-1823 の詳細
CVEの情報
説明:
The vold volume manager daemon on Android 3.0 and 2.x before 2.3.4 trusts messages that are received from a PF_NETLINK socket, which allows local users to execute arbitrary code and gain root privileges via a negative index that bypasses a maximum-only signed integer check in the DirectVolume::handlePartitionAdded method, which triggers memory corruption, as demonstrated by Gingerbreak.
CVE更新日: 2011-06-09 10:36:27.680000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2022-09-08
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.413670000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2011-1823は、Android OSにおける高 severity の権限昇格の脆弱性です。以下に、ご指定の観点から解説します。
1. 脆弱性の概要
Android OSの
vold(ボリュームマネージャーデーモン) に存在する権限昇格の脆弱性です。この脆弱性は、PF_NETLINKソケットから受信したメッセージを適切に検証しないことに起因します。これにより、ローカルユーザーが悪意のあるコードを実行し、root権限を取得することが可能になります。この問題は、DirectVolume::handlePartitionAddedメソッドにおける最大値のみの符号付き整数チェックをバイパスする負のインデックスを悪用することで、メモリ破損が引き起こされることによります。この脆弱性を悪用するエクスプロイトは「Gingerbreak」として知られています。1.1 影響
ローカルユーザーが悪意のあるコードを実行し、root権限を獲得できるため、機密性、完全性、可用性に重大な影響を及ぼします。攻撃者は管理者権限を取得し、特権昇格を伴う操作を実行する可能性があります。
1.2 深刻度
CVSSスコアは7.8であり、High(高)に分類されます。 この脆弱性は、CISAの「Known Exploited Vulnerabilities (KEV) Catalog」にも含まれており、実際に悪用されていることが確認されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
Androidバージョン 2.0から2.3.4まで、およびバージョン 3.0が影響を受けます。
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、Androidの
voldボリュームマネージャーデーモンがPF_NETLINKソケットからのメッセージを信頼することに起因するソフトウェアの設計上の欠陥であり、ユーザーが変更できる設定によって影響を受けるものではありません。3. 影響を受けた時の兆候
この脅威に関連する一般的な兆候は特にありません。インストールされているアンチウイルスソフトウェアからの警告通知が唯一の兆候となる場合があります。 また、Microsoftの報告では、デバイスのパフォーマンス低下、ファイルの追加または変更、デスクトップ設定の変更、フリーズまたはクラッシュ、ストレージ容量の減少などの予期せぬ動作が発生する可能性も示されています。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Android OSをバージョン 2.3.4以降にアップデートし、利用可能なパッチを速やかに適用することが推奨されます。 この脆弱性に対するソースコードパッチは、Android Open Source Project (AOSP) リポジトリにリリースされています。
4.2 暫定回避策(緩和策)
ソースでは主にパッチの適用が強調されています。この脆弱性の攻撃ベクトルがローカルであるため、デバイスへの物理的アクセスやADB (Android Debug Bridge) などのリモートアクセスを制限することは、一般的なセキュリティ強化策として有効ですが、CVE-2011-1823に特化した一時的な回避策としては、パッチ適用が最も効果的とされています。
参照サイト