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CVE-2010-4344 の詳細

CVEの情報

説明:
Heap-based buffer overflow in the string_vformat function in string.c in Exim before 4.70 allows remote attackers to execute arbitrary code via an SMTP session that includes two MAIL commands in conjunction with a large message containing crafted headers, leading to improper rejection logging.

CVE更新日: 2010-12-14 16:00:04.163000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-03-25

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.717060000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2010-4344について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2010-4344は、Eximのstring.cファイル内のstring_vformat関数におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性です。この脆弱性により、リモートの攻撃者は、2つのMAILコマンドと、細工されたヘッダーを含む大きなメッセージからなるSMTPセッションを介して、任意のコードを実行できます。この問題は、不適切な拒否ログが原因で発生します。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によってEximの実行権限で任意のコードが実行される可能性があります。これにより、影響を受けるシステムの機密性、完全性、可用性が完全に侵害される可能性があります。具体的には、攻撃者はメールサーバーの完全な制御を奪い、機密情報への不正アクセス、データの変更または破壊、およびメールサービスの停止を引き起こす可能性があります。

1.2 深刻度

  • CVSS v2 基本スコア: 9.3 (危険) (攻撃元区分: ネットワーク, 攻撃条件の複雑さ: 中, 攻撃前の認証要否: 不要, 機密性への影響: 全面的, 完全性への影響: 全面的, 可用性への影響: 全面的)
  • CVSS v3.1 スコア: 9.8 (Critical)
  • Red Hat による CVSS v2 スコア: 7.5 (重要) この脆弱性は、CISA (米国サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁) のKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに2022年3月25日に追加されており、実際に悪用されたことが確認されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

  • Exim: バージョン 4.70より前のExim
  • Red Hat Enterprise Linux:
    • Red Hat Enterprise Linux 4 (AS/ES/WS, 4.7, 4.8)
    • Red Hat Enterprise Linux 5 (server, 5.3.z EUS, 5.4.z EUS, Long Life v. 5.3 server)
    • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0, 5.0 (client)
  • OpenSUSE: SUSE-SA:2010:059 にて言及されています。

2.2 影響を受ける設定

特に特定の設定は記載されていませんが、Eximがメール転送エージェントとして稼働し、SMTPセッションを受け入れる環境が影響を受けます。

3. 影響を受けた時の兆候

  • Nmapの脆弱性スクリプト(smtp-vuln-cve2010-4344)によると、エクスプロイトが失敗した場合、Exim smtpdの子プロセスが強制終了する(ヒープ破損)可能性があります。
  • 攻撃者が任意のコード実行に成功した場合、予期せぬプロセスの実行、システムログの異常、データの改ざん、またはシステムリソースの過剰な消費といった兆候が見られる可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Eximのアップグレード: Eximをバージョン4.70以降にアップグレードしてください。
  • ベンダーのパッチ適用: 使用しているOSのベンダーや配布元が提供する修正済みのバージョンに更新してください。Red Hat Enterprise Linuxの場合、RHSA-2010:0970セキュリティアドバイザリを参照し、該当するパッチを適用してください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • ネットワークセグメンテーション: 即座にアップグレードが困難な場合、信頼できないネットワークからのメールサーバーへのアクセスを制限するために、ネットワークセグメンテーションを実装することを検討してください。
  • SMTPトラフィックの監視: 複数のMAILコマンドや異常に大きなヘッダーを持つSMTPセッションなど、異常なパターンがないかSMTPトラフィックを監視してください。
  • アクセス制御と認証: メールサーバーに強力なアクセス制御と認証メカニズムを実装してください。
  • 定期的な更新とパッチ適用: メールサーバーインフラストラクチャのすべてのソフトウェアコンポーネントを定期的に更新し、パッチを適用してください。
  • IDS/IPSの導入: 潜在的なエクスプロイト試行を検出してブロックするために、侵入検知/防御システム (IDS/IPS) の使用を検討してください。

5. 他に解説すべき観点

  • CWE (Common Weakness Enumeration): この脆弱性は、CWE-119 (Improper Restriction of Operations within the Bounds of a Memory Buffer - メモリバッファの境界内での操作の不適切な制限) または CWE-78 (Improper Neutralization of Special Elements used in an OS Command - OSコマンドで使用される特殊な要素の不適切な無効化) に関連付けられています。
  • CISA KEV (Known Exploited Vulnerabilities): 米国サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁 (CISA) のKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログに2022年3月25日に追加されており、この脆弱性が実際に悪用されたことが確認されています。これは、CVSSスコアだけでは判断できない、現実世界でのリスクが高い脆弱性であることを示唆しています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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